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米アカデミー賞、表現と多様性の新基準を発表 ─ 少数者の積極的雇用を求める、2024年から発効

アカデミー賞
Photo by Prayitno https://www.flickr.com/photos/prayitnophotography/6883792695/

・スタジオや映画会社が、マーケティング・広報・配給チームの社内上級幹部に、以下の少数者集団に属する者を起用する。少数民族・人種に属する個人も含まなければならない。

  • 女性
  • 人種・民族集団
  • LGBTQ+
  • 認知障がい者、身体障がい者、聴覚障がい者、難聴者
  • アジア系
  • ヒスパニック/ラテンアメリカ系
  • 黒人/アフリカ系
  • 先住民/ネイティブアメリカン/アラスカ原住民
  • 中東系/北アフリカ系
  • ハワイ先住ポリネシア人、もしくは太平洋諸島の住民
  • そのほか少数の人種や民族

映画芸術科学アカデミーによると、発表された新基準は、観客の多様性をよりよい形で映画のキャスト&スタッフに反映することを促進するためのもの。これらは英国映画協会が出資や英アカデミー賞の選考に用いている基準を参考に、全米製作者組合との協議のうえで決定された。

デヴィッド・ルービン会長とドーン・ハドソンCEOは、「多様な世界人口に広く対応すべき」「アカデミーはこれを現実にするための重要な役割に尽力する」との姿勢を明らかにし、「これらの多様性にまつわる基準が、我々の業界に長続きする、本質的な変化のきっかけになることを信じています」との声明を発表している。

Source: Oscar

Writer

稲垣 貴俊
稲垣 貴俊Takatoshi Inagaki

「わかりやすいことはそのまま、わかりづらいことはほんの少しだけわかりやすく」を信条に、主に海外映画・ドラマについて執筆しています。THE RIVERほかウェブ媒体、劇場用プログラム、雑誌などに寄稿。国内の舞台にも携わっています。お問い合わせは inagaki@riverch.jp まで。

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