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永遠の傑作!制作50周年記念『男と女』デジタル・リマスター版が公開中!

大人な上質ラブストーリーがデジタル・リマスター版で今秋復活!

『男と女』といえば、クロード・ルルーシュ監督の「ダバダバダ~♬」のメロディであまりにも有名なフランス映画ですね。パリに住む未亡人アンヌと同じく妻を亡くしたジャン、互いに過去の傷を抱えながらも次第に惹かれていく…。”男”役にはジャン・ルイ=トランティニャン、”女”役はアヌーク・エーメ。

誰もが耳にしたことのある”ダバダバダ~♪” これですこれ!映像と音楽の見事なマッチも光る映画です。耳から離れない!作品のなかで心地よい雰囲気を生み出すのに一役買ってます。

最近だと、テレビ番組”アナザースカイ”内で脚本家の中園ミホさんが紹介していたことで話題にもなりましたね。ちなみに中園さんはテレビドラマ「Anego」「ハケンの品格」など数多くの名作を手掛けていらっしゃいます。中園さんによるとこの映画との出会いが脚本家になる際に非常に大きな影響を与えたのだとか。これまでに100回以上は観ているそうです!

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舞台となったドーヴィルの画になる風景にあこがれてフランスを訪れる観光客も多いのだとか。”男”と”女”の後ろを歩くのはこどもたち。子どもと親という親子の愛もまた観ていて胸が満たされるような気持になります。ちなみにドーヴィルとはフランス北西部ノルマンディー地方にある街です。パリとはまた違った趣がありそうですね。

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『男と女』とは

この映画が大人のラブストーリーとして名高い所以は、こんな風にふたりがホテルで過ごす一夜を描くシーンや、子を持つ大人としてなかなか新たな恋愛に踏みきれないいじらしさをうまく表現しているところにあります。”女”アンヌは「この人を愛しているけれど…」と、永遠に失われた過去の恋人をふいに思い出してしまう…それは同じベッドでジャンに抱かれているときでも。歩んできた人生の重みを抱えつつも、また人を愛そうとする姿はけなげで、ひたすらに美しい。男と女のリアリティのある関係性をクロード・ルルーシュ監督は描き切っています。不倫でも浮気でもない、そんなどこか新鮮でかつ味わい深い大人の純愛なストーリーになっています。

アンヌとのドライブ中”男”ジャンは「彼女はいったい何を考えているんだ」と運転席でずっと頭を悩ませていたり、お互いに相手の心を探りあっていく様子には男女問わず共感できるものがあると思います。いくつになっても「男と女」であるかぎり、女心/男心はわからない…。セピアとカラー映像のモンタージュも作品の中で心地よいハーモニーとなっています。

なんといってもこの映画一番の魅力はラストシーンにあります。ネタバレになるので詳細は控えますが、映画史に残る名シーンです。ジャンがホテルのカフェで『男』を魅せるあの一言、何度観てもしびれます!女性ならあんなスマートなエスコートに憧れるのではないでしょうか。男性必見です!素晴らしいエンディングもお見逃しなく。

さて、紹介してきました『男と女』、製作から50年という時を経ても全く色あせない名作であります。はじめましての方も、久しぶりのリピーターの方にも是非この機会にデジタル・リマスター版『男と女』鑑賞をオススメします。デートにもぴったりな映画です。

上映館はこちらでチェック!期間も限られているので要確認です!

『男と女』オフィシャルサイト:http://otokotoonna2016.com/introduction.html

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s9aqt

観たい映画が常に100オーバー。映画やめられそうにありません。

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