オンナよ、あなたはオトコを何で測る?『おとなの恋の測り方』は男性共感必須のラブコメだ!

私、背が高い人が好きなんですよ。自分が背が低いから、身体が大きい人になんだか惹かれるんですよね。それでもね、最初に付き合った彼は自分と同じくらいの背丈の人だったんですよ。凄く良い人だったけど、やはりどこかいつも心の中で「背がもう少し高ければ……」と思っていた所はあると思います(当時16歳)。
さて、あなたは何をもとに異性を測りますか?言い換えましょう、あなたが異性に求めるものは何ですか?身長、スタイル、名声、富、それとも善い心?
そんな事をふと自問させてくれる映画、それが『おとなの恋の測り方』です。
[youtube https://www.youtube.com/watch?v=uZMwjZAYp4I]
『最強のふたり』のスタジオが贈る、異色の仏ラブコメ
フランス映画といえば、ラブストーリー。しかし、その多くは少し大人の男女のアバンチュールや愛を哲学的に説いた作品で、なんだか退屈って思ったり苦手という意識を持つ方も少なくはないのでは?ご安心ください、今作はそういったフランス映画に対して苦手意識を持つ方にこそ観てほしい作品となっています。
何故なら、テンポの良いストーリーと、ウィットに富んだ大人のラブコメとして、従来のフレンチ・ラブストーリーの典型を打破した作品だからです。
最高に良い男に出会った!けど彼には一点だけ問題が……
主人公はバリバリキャリアウーマン弁護士のディアーヌ。バツイチだし、なんなら女好きの元夫は同じ事務所で働いている仕事のパートナー。彼との口論も絶えない、仕事も忙しい、そんなストレスフルな毎日で彼女は素敵な出会いを体験します。きっかけは自分が落とした携帯を拾った男性からの電話。電話越しの彼は非常にスマートでクレバーで、携帯を返すという目的でブラインドデートの約束を取り決めます。
デート当日、いつもより気合いの入った彼女は超ルンルン。ばっちりな状態で指定されたお店で彼を待ちます。「僕の事はすぐわかるよ、目立つから」という彼を探す彼女。そして彼が到着します。はい、確かに目立ちました。なんと彼、アレクサンドルの身長はディアーヌより遥かに低い136センチだったのです。
会ったばかりの異性とスカイダイビング=究極の吊り橋効果!?
その交友関係とリッチさ、ありとあらゆるものを駆使してディアーヌを落とそうとします。しかし、何よりアレクサンドルの良い所は“話しが面白い”点だったのです。頭も良く、食事中お互い変顔して笑い合える茶目っ気もある。ディアーヌは久々に大笑いし、自分が気を許している事に気づき、徐々に彼の内面の魅力に惹かれていきます。しかし、彼女の心の隅ではいつも彼の“身長”が引っかかるんですね。
男の価値って、何で決まるんだっけ?
よく、女性は付き合うor結婚する男に条件をつけますよね。「収入が高い、安定している」とか「浮気しない」とか。さて、ここでアレクサンドルのスペックをおさらいします。

- 誠実
- イケメン
- 建築士
- 独身
- リッチ
- ユーモアのセンスあり
- 豪邸住まい
- 身長136センチ
凄い、凄いじゃないですか、アレクサンドル。こんな優良物件、他に見つかりますか?そう心ではわかっていながらも、気にしてしまう身長。ディアーヌなんて特に背が高いわけですから、尚更ですよね。彼女もアレクサンドルに強く惹かれていく内に、自分は気にしなくなったと思ったら周りからの目を気にしだすようになるんです。両親に紹介すればイジられ、レストランではジロジロ見られ、この人と本当に今後ずっと付き合っていけるのかしら……と不安になってしまいます。
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