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カワウソ版「ゲーム・オブ・スローンズ」製作へ ─ マリーナ・ベイで繰り広げるカワウソたちの覇権争い

イメージ Photo by David Groves

米ディスカバリーが、野生のカワウソをとらえたドキュメンタリーシリーズを制作するのだが、これが「カワウソ版『ゲーム・オブ・スローンズ』」になりそうだと話題を呼んでいる。米The Hollywood Reporterが紹介した。

ディスカバリーが新たに贈る「Otter Dynasty (原題)」は、シンガポールのマリーナ・ベイで暮らすカワウソたちを映し出す作品。食物も豊富で安全なマリーナ・ベイには島中から多くのカワウソのファミリーが集まるのだが、そこはひとつのファミリー分の余裕しかないそうだ。作品では、この場所のトップをめぐったカワウソたちの覇権争いが描かれるという。都市に面したマリーナ・ベイを目指すカワウソたちは、階段を登ったり、ストリートを横断したり、ハシゴを登り降りしたりして、運河に出入りする。そこにはカワウソを狙う天敵もいて……。

本作を手がけるディスカバリーのエイミー・イントロカソ・デイビスはこのドキュメンタリーについて「カワウソの『ゲーム・オブ・スローンズ』」と称しており、「自然界の実話をもとに、地位、生存、覇権争い、ロマンスが盛り込まれます」と、カワウソの一大叙事詩としてアピールしている。

「ゲーム・オブ・スローンズ」といえばターガリエン家やスターク家など、複数の族が繰り広げる覇権争いが見どころだったが、「カワウソ版『ゲースロ』」なる本作も、カワウソの3つの勢力が紹介されるようだ。

なんでも、マリーナ・ベイで贅沢なロイヤルライフを堪能する“カワウソ界の上位1%”、「ベイ・シティ・クラン」と、マリーナ・ベイを目指して、養魚池やストリートを荒らす新進気鋭の若手集団「リバー・レベルズ・クラン」、そしてマングローブの森の中で、トカゲの襲撃や洪水、荒れ狂う海などに耐えながら、厳しいながらも冒険的な生活を送っている若手クラン「ワイルドリングス」といったカワウソの派閥が登場するとのこと。「ゲーム・オブ・スローンズ」のファンみたいに、視聴者同士で「自分はベイ・シティ派だ」「いやいや、リバー・レベルズも捨てがたい」なんて会話も盛り上がりそうだ。「推しカワウソ」にも出会えるかも。

米国ではディスカバリー系列のプラットフォームで2022年に登場予定。米国外ではBlue Ant Internationalがライセンシングを手がける。

Source:The Hollywood Reporter

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THE RIVER編集部THE RIVER

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