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【レポート】『ワンハリ』ディカプリオ&タランティーノ来日会見 ─ タラ、邦画『栄光への5000キロ』DVD持っていたら連絡ください

ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド 来日記者会見
© THE RIVER

タランティーノ、日本映画のDVDを探してます

── 1960年代のハリウッドの街や文化、ファッションを再現するにあたって、監督自身が楽しんだことは?


タランティーノ:楽しいことだらけの製作でした。素晴らしいキャストにも恵まれて、シーンやキャラクターに息吹を吹き込むことができて、とても楽しかったです。特に今までにない満足と言えば、今を生きている街であるロサンゼルスの時を50年巻き戻したことです。CGでもなければセットでもない。生きている街、仕事も進んでいて、車も走っていて、人が行き交う街を、CG無しでですよ。プロダクション・デザインなど、トリックを駆使してやってのけたと自負しています。とんでもない経験でした。映画における、魔法の部分ですね。

ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド 来日記者会見
© THE RIVER

1969年といえば、是非これを話しておきたい。日本の映画監督なんですが、クラハラという方です(1983年の『南極物語』などで知られる蔵原惟繕のこと)。彼の第1作である『I’m Still Waiting(原題:俺は待ってるぜ)』(1957)という作品には度肝を抜かれました。この人はすごいぞと思っていたら、どうやら1969年に公開したレース映画『Safari 500(原題:栄光への5000キロ)』という作品が、その年の日本で最大のヒットになったみたいなんです。『栄光への5000キロ』知っている人いますか?

── (記者席より)高倉健さんが主演の『南極物語』の蔵原惟繕監督?

タランティーノ:そうそう!そうです!日本のみなさん、もし『栄光への5000キロ』の英語字幕付きDVDを持っていましたら、僕はあと2日は日本にいますので、ぜひ下さい!僕が欲しいギフトはそれです!

── 皆さんにとって「ハリウッド」とは?

タランティーノ:僕たちにとってハリウッドには2つの意味があります。まずは業界、そして街です。今作では、その両方を描いています。人が住む街として、そして業界として、大きな成功、中ぐらいの成功、中ぐらいの失敗、そして大きな失敗、全てが隣り合わせにある街です。人の立ち位置がうごめいているような街です。

この業界に20年、30年といられるというのは、ずっと同じ高校に通っているような感覚なんでよすね。色々な人と仲良くなって、10年ぶりに会った人とも未だに仲良くできる。高校生活の4年間が、20年、30年に伸びたような感覚です。分かる?(笑)

ディカプリオ:分かります。
ハリウッドは生まれ育った街なので、少し色眼鏡はあるかも知れませんが、酷い連中もいるんですよ。確かにそれは事実なんですが、僕にとっては家族や友人が暮らす街ですし、自分の一部になっています。ハリウッドは夢の工場。成功を生めば失敗も生みます。でも僕は、LA育ちとして誇らしく思っています。ここに世界中から集まった素晴らしい人々とお会いできていますし、政治的な意見が合う人もいますから(笑)。だから、いつもLAに戻る時は幸せな気持ちです。

シャノン:レオやクエンティンと違って私はLA育ちではありませんが、もう20年もそこで仕事をしています。今では家族も持っていますし、ハリウッドは私のホームです。 

ギャラリー

映画『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』は、2019年8月30日(金)公開。

タランティーノが再現した当時を解説

Writer

中谷 直登
中谷 直登Naoto Nakatani

THE RIVER編集長。ライター、メディアの運営や映画などのプロモーション企画を行っています。お問い合わせは nakatani@riverch.jp まで。

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