キアヌ・リーブス主演&ジョナ・ヒル監督作、Appleが配給権を獲得 ─ 「ダークなハリウッド」描くブラックコメディ

『マトリックス』『ジョン・ウィック』シリーズのキアヌ・リーブス主演、『ウルフ・オブ・ウォールストリート』(2013)などの俳優ジョナ・ヒルが監督を務める『Outcome(原題)』の配給権をAppleが獲得した。米The Hollywood Reporterが報じている。
本作は2022年11月に第一報が伝えられたもので、キアヌ&ジョナの大型タッグが話題を呼んでいた。4ヶ月以上にわたる配給権の争奪戦を経て、Apple Original Filmsが権利を獲得。ホアキン・フェニックス主演&リドリー・スコット監督『ナポレオン(原題)』や、レオナルド・ディカプリオ主演&マーティン・スコセッシ監督『キラーズ・オブ・ザ・フラワー・ムーン(原題)』などの大型作品が続々控えるAppleに、再び強力な一作がラインナップされたことになる。
報道によると、本作は“ダークなハリウッド・ストーリー”を描くブラック・コメディ。キアヌは現在も出演交渉中だが、契約が締結されれば、傷ついたスター俳優のリーフ役を演じる。謎めいた映像をネタに脅迫されたリーフは、自身のトラウマに折り合いをつけるため、暗い過去の深淵に身を投じることになる……。
ジョナ・ヒルは監督・脚本・製作を兼任するほか、自らも俳優として出演する予定。共同脚本にはエズラ・ウッズ、製作陣にはジョナの製作会社Strong Babyよりマット・ダインズ&アリ・グッドウィンが名を連ねた。
『21ジャンプストリート』シリーズや『マネーボール』(2012)『ウルフ・オブ・ウォールストリート』などで知られるジョナは、監督として『mid90s ミッドナインティーズ』(2018)やドキュメンタリー映画『スタッツ:人生を好転させるツール』(2022)を手がけ高い評価を得ている。2023年1月には、脚本・製作・主演を務めたNetflix映画『ユー・ピープル ~僕らはこんなに違うけど~』も配信された。
ジョナとAppleのタッグは、マーティン・スコセッシ監督による、ロックバンド「グレイトフル・デッド」ジェリー・ガルシアの伝記映画(タイトル未定)に続いて本作が2度目。ただし同作も現時点では企画開発段階にあり、どちらが先に実現するかはわからない。
キアヌ・リーブス主演&ジョナ・ヒル監督『Outcome(原題)』の公開・配信時期は未定。
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Source: The Hollywood Reporter