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『オーシャンズ8』徹底解説 ─ キャラクター&キャスト紹介、過去作復習にカメオ出演者も

オーシャンズ8
(c) 2018 Warner Bros. Entertainment Inc. and Village Roadshow Films (BVI) Limited. All rights reserved.

サンドラ・ブロックケイト・ブランシェットアン・ハサウェイリアーナほか豪華キャストが集結し、『オーシャンズ』シリーズを新たに甦らせた映画オーシャンズ8が2020年7月10日の金曜ロードSHOW!にて地上波初放送となる。

1960年製作『オーシャンと十一人の仲間』をリメイクした『オーシャンズ』シリーズから繋がる『オーシャンズ8』だが、物語そのものは完全に独立。予習ゼロでも十分に楽しめる一作に仕上がっているが、今回は出演者や過去作品の復習、知っていると深く楽しめるポイントなどを押さえていくことにしよう。

『オーシャンズ8』予告編映像

『オーシャンズ8』あらすじ

かつて「オーシャンズ」のリーダーだった伝説の強盗、ダニー・オーシャンの妹であるデビー(サンドラ・ブロック)が仮出所した。服役中の5年8ヶ月12日、獄中で練りに練った強盗計画を実行に移すため、デビーは元相棒であるルー(ケイト・ブランシェット)を訪ねる。デビーの狙いは、“ファッションの祭典”として名高いイベント「メットガラ」にて、1億5,000万ドルの宝石・トゥーサンを盗み出すこと。しかし、計画の達成にはプロフェッショナルたちの力が必要だった。

デビーとルーは、ファッションデザイナーのローズ(ヘレナ・ボナム=カーター)を計画に引き入れる。ターゲットとなる人気女優、ダフネ・クルーガー(アン・ハサウェイ)がメットガラで着用する衣装をデザインし、トゥーサンを彼女に身につけさせねばならないのだ。さらに一同は、ジュエリー職人のアミータ(ミンディ・カリング)、天才ハッカーのナインボール(リアーナ)、スリの達人コンスタンス(オークワフィナ)、盗品ディーラーのタミー(サラ・ポールソン)を招き入れる。おのおのが計画実行に向けて動き出す中、実はデビーには、かつて自分を陥れた元恋人に対する企みがあって……。

『オーシャンズ8』出演者・キャスト・キャラクター

サンドラ・ブロック(デビー・オーシャン)

1980年代後半、学生映画や舞台からキャリアをスタートさせ、1994年にキアヌ・リーブス主演『スピード』でヒロインを演じてブレイク。翌1995年、『あなたが寝てる間に…』でゴールデングローブ賞主演女優賞にノミネートされている。その後、『ザ・インターネット』(1995)や『評決のとき』(1996)、『スピード2』(1997)などに出演し、『デンジャラス・ビューティー』(2000)では再びゴールデングローブ賞主演女優賞候補となった。

ロマンティック・コメディからアクション、サスペンスなど幅広いジャンルをこなす女優としてキャリアを確立し、『クラッシュ』(2005)や『あなたは私の婿になる』(2009)を経て『しあわせの隠れ場所』(2009)でアカデミー主演女優賞に輝く。『ゼロ・グラビティ』(2013)でもアカデミー主演女優賞候補となった。近作に『ミニオンズ』(2015)のスカーレット・オーバーキル役(声優)、Netflix映画『バード・ボックス』(2018)など。

ケイト・ブランシェット(ルー・ミラー)

1992年に舞台女優としてデビューし、映画への進出後も早くから数々の映画賞候補となる。『エリザベス』(1998)でアカデミー主演女優賞候補となったのち、『リプリー』(1999)『耳に残るは君の歌声』(2000)『コーヒー&シガレッツ』(2003)などを経て、『アビエイター』(2004)でアカデミー助演女優賞に輝く。『アイム・ノット・ゼア』(2007)でヴェネツィア国際映画祭女優賞を受賞、『ブルージャスミン』(2013)ではアカデミー主演女優賞をはじめ世界の映画賞を総なめにした。『キャロル』(2015)でも数々の映画賞候補となっている。

賞レースで高い評価を受けつづけるかたわら、ケイトは『ロード・オブ・ザ・リング』『ホビット』シリーズをはじめ、数々の大作映画・話題作にも出演。『インディ・ジョーンズ/クリスタル・スカルの王国』(2008)や『シンデレラ』(2015)のほか、『マイティ・ソー バトルロイヤル』(2017)ではマーベル映画にも進出した。

アン・ハサウェイ(ダフネ・クルーガー)

2001年、『プリティ・プリンセス』で映画デビューを果たし、ブレイク。『ブロークバック・マウンテン』(2005)『プラダを着た悪魔』(2006)『ゲット スマート』(2008)などで人気を博し、『レイチェルの結婚』(2008)でアカデミー主演女優賞候補となった。『アリス・イン・ワンダーランド』(2010)や『ラブ&ドラッグ』(2010)ののち、『レ・ミゼラブル』(2012)ではアカデミー助演女優賞を受賞したほか、数々の映画賞に輝いている。

Writer

稲垣 貴俊
稲垣 貴俊Takatoshi Inagaki

「わかりやすいことはそのまま、わかりづらいことはほんの少しだけわかりやすく」を信条に、主に海外映画・ドラマについて執筆しています。THE RIVERほかウェブ媒体、劇場用プログラム、雑誌などに寄稿。国内の舞台にも携わっています。お問い合わせは inagaki@riverch.jp まで。

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