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『ペイン・アンド・グローリー』新世代歌姫ロザリア、出演シーンのメイキング映像公開 ─ ビリー・アイリッシュ、トラヴィス・スコットとのコラボも話題

ペイン・アンド・グローリー
©El Deseo.

巨匠ペドロ・アルモドバル監督最新作、アントニオ・バンデラスが第72回カンヌ国際映画祭の主演男優賞に輝いた『ペイン・アンド・グローリー』より、スペインの新たなる歌姫・ロザリアの出演シーンをとらえたメイキング映像が到着した。

世界的映画監督サルバドール(アントニオ・バンデラス)は、脊椎の痛みから生きがいを見出せなくなり、引退同然の生活を余儀なくされる中、昔の自分を回想する。子供時代や母親(ペネロペ・クルス)のこと、当時移住したバレンシアの村での出来事、マドリッドでの恋と破局……その痛みは、今でも消えることなく残っていた。そんな時、32年前に撮った作品の上映依頼が届く。思わぬ再会から、心を閉ざしていた彼の記憶は過去へと翻っていく。その先にたどりついたものとは……。

スペインの新生スター・ロザリアは、ラッパーのトラヴィス・スコットとのコラボレーションした最新シングル「TKN」を2020年5月28日にリリースしたばかり。アリアナ・グランデやリゾら、新世代を代表する歌姫のひとりとして第62回グラミー賞の授賞式でも注目を集めたほか、現在はビリー・アイリッシュとのコラボレーション曲も準備中だ。

ロザリアが登場するは、アントニオ・バンデラス演じる主人公サルバドールが幼少期を回想する場面。ペネロペ・クルス演じる母親ハシンタら、4人の女性たちが川辺で洗濯をしながら談笑するシーンにて、役名もそのままにペネロペとの共演を果たしているのだ。ロザリアは女性たちのコーラスとともに、バラード「A Tu Vera」をアカペラで歌う。監督によれば、それは「サルバドールの最も幸せだった記憶のひとつ。川岸の葦とメグサハッカの茂みの中で、洗濯物を楽しそうに広げる母親がそこにいる」。メイキング映像では、ロザリアが監督とともにスカーフを選ぶ姿など、貴重な撮影の舞台裏も垣間見ることができる。

監督自身の葛藤も含め、自伝的な側面をはらんだ本作で主演を務めたのはアントニオ・バンデラス。映画監督役を演じ、キャリア史上最高の演技とも称される繊細な演技で新境地を開拓した。アルモドバルのミューズであるペネロペ・クルスは、献身的に息子を育て、家族を支える母親役を演じている。

映画『ペイン・アンド・グローリー』は2020年6月19日(金)TOHOシネマズ シャンテ、Bunkamuraル・シネマほか全国ロードショー

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THE RIVER編集部THE RIVER

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