オーウェン・ウィルソンが「ボブの絵画教室」風の画家演じるコメディ『Paint』新予告編が米公開

テレビ番組「ボブの絵画教室」でおなじみ、アフロヘアのボブ・ロスをオマージュした画家を描くコメディ映画『Paint(原題)』から新たな予告編映像が到着した。
『Paint』でオーウェン・ウィルソンが演じるのはカール・ナギルという架空の人気画家。日本でも1990年代にNHK-BSで放送され人気を博した「ボブの絵画教室」のボブ・ロスをベースにしているのは明白だが、あくまでもカールというキャラクターをメインに物語が展開される。
「私たちのゴールは極めてシンプル。あなたたちがここに何を入れ、そこに何を散らすかお手伝いをしたいのです。心配しないで、ロケット科学ではないのですから」との物腰柔らかなカールの呼びかけから映像は幕を開ける。施設に集う高齢者も、独学で絵を学ぶ女性も食い入るように番組を視聴しているが、撮影現場ではカットがかかるやいなや、プロデューサーが自らカールにジャケットをかける。どうやらカールはかなりの「大御所」のようだ。
しかし、若き女性画家アンブロジアによる「Paint with Ambrosia」という新番組の出現により、安泰と思われていたカールの人気に危機が訪れる。アンブロジアは番組オリジナルのトートバッグも好調で引っ張りだことなり、カールは機嫌を損ねてしまう。
周囲には「彼があんなに怒ってるのを見たことない」と半ば呆れられ、恋人と思しき女性からは「名声の最悪なところを引き出さないで」とたしなめられるが、自暴自棄を起こしたカールは作品に絵具をぶちまけてしまい……。果たしてカールに再起の道はあるのか。
カールのライバル的存在となるアンブロジアを演じるのは「THE FLASH/フラッシュ」「ARROW/アロー」のシアラ・レネー。他、『ブリグズビー・ベア』(2017)のミカエラ・ワトキンス、『ブライズメイズ 史上最悪のウェディングプラン』(2011)のウェンディ・マクレンドン=コーヴィが脇を固める。
「ロキ」(2021)でおなじみオーウェンはディズニー人気アトラクション実写化『ホーンテッドマンション』の日本公開も決定したところでキャリアは好調。これまでもウェス・アンダーソン監督作品や『ズーランダー』シリーズなどで存分に奮われてきたコメディセンスが『Paint』でも発揮されていることだろう。
『Paint(原題)』は2023年4月7日に米公開。
Source:YouTube