ティモシー・シャラメの姉、ポーリーン・シャラメがティミーそっくり ─ 俳優として活躍、仲良し日常ショット

ハリウッドには2人の“シャラメ”がいるのをご存知だろうか。ひとりは、つい先日『ウォンカとチョコレート工場のはじまり』のジャパンプレミアで来日を果たしたティモシー・シャラメ。『君の名前で僕を呼んで』(2017)で大ブレイクを果たして以降、飛ぶ鳥を落とす勢いで活躍中の俳優だ。
それでは、もう1人のシャラメとは誰か。それは他ならぬティモシー・シャラメの姉、ポーリーン・シャラメだ。ティモシー同様、俳優として活動している。

ポーリーンは1992年、米ニューヨーク出身の31歳。ユニセフでエディターを務める父とブロードウェイの元ダンサーだった母の間に生まれた。3つ離れた弟のティモシーと共に子ども時代をニューヨークで過ごし、現在はフランス・パリを拠点としている。元々は、俳優ではなくバレリーナになることが夢で、高校までバレエに熱中していた。しかし、自転車事故により復帰困難とされてしまい、断念せざるを得なくなった。
そんなポーリーンが演技の道を志したきっかけが、俳優のリーヴ・シュレイヴァー。幼少期よりミュージカル鑑賞が大好きだったというポーリーンは、14歳の時に観に行ったブロードウェイ『Talk Radio』でのシュレイヴァーの演技に感動し、俳優人生の始まりを告げる「重要な瞬間」だったと振り返っている。
俳優活動を本格的に開始したのは2010年代後半。7歳の時にアメリカの長寿テレビドラマ「ワン・ライフ・トゥ・リヴ」の1エピソードに出演したことはあったものの、以降の活動は断続的だった。複数の短編やドラマ、映画への出演を重ね、転機が訪れたのは2021年。ミンディ・カリングが脚本、製作総指揮を務める米HBO Maxのドラマ「セックスライフ・オブ・カレッジガール」で主演の1人に抜擢された。

同シリーズは、大学デビューを飾った4人の女子大生の赤裸々な共同生活を描いたティーンコメディ作品。ポーリーンは庶民的な家庭で育ったキンバリー役として、最も等身大なキャラクターを演じた。ルームメイトの兄に一目惚れしてしまうなど複雑な状況にも置かれてしまうが、ピュアで憎めないキャラクター像を自然体で演じきった。

プロデューサーとしての活動にも注力している。2017年から短編作品のプロデュースを行うようになり、2019年には製作会社Gummy Filmsを設立。2023年には、途方に暮れたニューヨーカーたちの姿を切り取ったアンソロジー映画『What Doesn’t Float(原題)』を手掛け、主演も務めた。
ハリウッドで注目されるシャラメ姉弟だが、仲の良さも有名。アカデミー賞やゴールデングローブ賞など、名だたる映画祭の授賞式では頻繁にレッドカーペットを共にしている。Instagramの過去の投稿では、オレンジをくわえながら肩を組む茶目っ気たっぷりなツーショットも確認できる。
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2021年には、米W Magazineで「ティモシーは働き者です」と弟への尊敬の言葉も伝えていた。「映画で彼を観る時、それは努力の賜物だと私は思っています」。
活動の場こそ違えど、2人のシャラメはこれからのハリウッドを担っていく逸材だ。その活躍を温かく見守っていきたい。
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Source:The Face, Deadline, W Magazine