一般人気決めるピープルズ・チョイス・アワードでMCU作品が5部門受賞 ─ 『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』や『ブラックパンサー』で

現地時間2018年11月11日に行われた第44回ピープルズ・チョイス・アワード(PCA)の映画部門で、マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)作品が10中5部門受賞する快挙を成し遂げた。
PCAとは、一般人による投票で映画/テレビ/音楽/ポップ・カルチャーの各賞を選ぶイベント。投票者が一般の観客であるため、その年に売れた作品や俳優らが評価される傾向にある。
「2018年映画賞」と「2018年アクション映画賞」に輝いたのは『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』。本作は世界と米国の歴代オープニング興行収入記録を更新した大ヒット作で、累計興行収入も20億ドルを突破している。2018年度No.1の話題作と言っても過言ではない本作の受賞には、誰しもが納得であろう。
続けて、ティ・チャラ/ブラックパンサー役のチャドウィック・ボーズマンが「2018年映画俳優賞」を獲得。『ブラックパンサー』(2018)は、アメリカで『インフィニティ・ウォー』をも上回る興行収入を記録するなど、社会現象を巻き起こした。本部門でノミネートされていたMCU仲間のソー役クリス・ヘムズワース、スター・ロード役クリス・プラット、アイアンマン役ロバート・ダウニー・Jr.を下しての栄冠となったことからも、同作の勢いが伺える。

「2018年映画女優賞」では、ブラック・ウィドウ役のスカーレット・ヨハンソンが受賞した。『アイアンマン2』(2010)で初登場して以降、アベンジャーズのオリジナル・メンバーとして数々のMCU作品に出演してきたヨハンソンだが、意外にも今回がPCA初受賞である。
最後に「2018年アクション俳優賞」の栄冠に輝いたのは、『ブラックパンサー』オコエ役ダナイ・グリラ。本カテゴリーには、同じく『ブラックパンサー』のチャドウィック・ボーズマン、『インフィニティ・ウォー』よりクリス・ヘムズワース、『ジュラシック・ワールド/炎の王国』クリス・プラット、『デッドプール2』ライアン・レイノルズがノミネートされていた。ノミネートされた中で唯一、主演を演じていないグリラが受賞したことは、オコエの人気の高さを印象付ける結果となった。
Congratulations to Danai, Scarlett and Chadwick. Thank you so much to all of our incredible fans who voted Infinity War as the Movie of 2018 and Action Movie of 2018 in the People’s Choice Awards.
— Russo Brothers (@Russo_Brothers) November 12, 2018
このたびの快挙を受け、『インフィニティ・ウォー』監督のルッソ兄弟はTwitterを通じてコメントを発表。「ダナイ、スカーレット、チャドウィック、おめでとう。PCAの2018年映画賞と2018年アクション映画賞で、『インフィニティ・ウォー』に投票して下さった素晴らしいファンの皆様に、感謝の気持ちでいっぱいです」と喜びを表した。
第44回ピープルズ・チョイス・アワード受賞結果:https://pca.eonline.com/