『ザ・バットマン』スピンオフ「ザ・ペンギン」予告編第2弾が米公開 ─ ファルコーネの娘・ソフィア本格登場

DC映画『THE BATMAN―ザ・バットマン―』(2022)のスピンオフドラマ「ザ・ペンギン(原題:The Penguin)」のティザー映像第2弾が米国で公開された。
本作はコリン・ファレル演じるペンギン/オズワルド・コブルポットを主人公とした、『ザ・バットマン』の約1週間後から始まる物語。今回の映像は、リドラー/エドワード・ナッシュトンの謀略により浸水したゴッサム・シティを眺めながら、コブルポットが「見ろ、あの狂人がやったことを」と口にする場面から始まる。
登場するのは、『ザ・バットマン』でも言及された麻薬王サルバトーレ・マローニ。かつてはゴッサムを牛耳る犯罪組織を率いていたが、敵対するカーマイン・ファルコーネによって逮捕に追い込まれた男だ。コブルポットはマローニに、「カーマイン・ファルコーネは死んだ。俺はまだ生きてる、これからは俺が指揮する」と告げる。「ファルコーネの家族はまだ癒えていない、気もそぞろだ。やるなら今だ」
カーマインの息子・アルバートは、「父が死んで1週間だ、俺から奪うのか?」と何者かに語りかける。また、娘・ソフィアも「私はファルコーネの娘。だけど父は死んだ。家族は私が壊れたと思っているけど、壊れてなんかない」と話す。
一族に対立の気配が見えるなか、コブルポットは少年とともに新たな犯罪に手を染めているようだ。「お前と俺、ふたりで決めたことをやる。誰も与えてはくれないんだ、戦わなければ」
しかし、以前はファルコーネの右腕だったコブルポットに対し、幹部と思しき男は「ペンギン、家族のために働け。言われたとおりに動け」と言い放つ。一方、ソフィアは「老いぼれの犠牲になるのは嫌。だから私は奪う、彼らを服従させる」と口にして、抵抗の意志を明らかにした。
「本当の目的はなんだ、オズ?」とマローニが問えば、コブルポットは「帝国を内側から破壊する」と言う。暴力が連鎖し、ゴッサムの街を再び爆炎が包んだ。ソフィアはコブルポットに、「オズ、誰もがあなたを見くびっている。だけど私は違う、もっとできる人だと思っていた」と耳打ちし……。
出演者はコリン・ファレルのほか、ソフィア・ファルコーネ役に『パーム・スプリングス』(2020)クリスティン・ミリオティ、犯罪王サルバトーレ・マローニ役で『プロミシング・ヤング・ウーマン』(2020)や「デクスター:ニュー・ブラッド」(2021-)のクランシー・ブラウンほか。
脚本・ショーランナーは「エージェント・オブ・シールド」などのローレン・ルフラン。第1話~第3話の監督を『ザ・ハント』(2020)のクレイグ・ゾベルが務める。製作総指揮にはルフラン&ゾベル&ファレルのほか、『ザ・バットマン』のマット・リーヴス監督とプロデューサーのディラン・クラークらが名を連ねた。
ドラマ「ザ・ペンギン(原題:The Penguin)」は2024年9月、米Maxにて配信開始。全8話構成。
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