「ゲーム・オブ・スローンズ」後にピーター・ディンクレイジが初めて出演した映画『パーフェクト・ケア』、ヤバげなロシアンマフィア役

ロザムンド・パイクが第78回ゴールデン・グローブ賞 主演女優賞（ミュージカル・コメディ部門）を受賞した映画『パーフェクト・ケア』が2021年12月3日より全国劇場3週間限定上映＆デジタル配信開始となる。この作品に登場するピーター・ディンクレイジに注目してみよう。

『パーフェクト・ケア』は、高齢者をケアする「法定後見人」として悪徳な働きをする主人公マーラと、獲物にしてはいけなかった老女をめぐって巻き起こるロシアン・マフィアとの戦いを描くサスペンスだ。

“完璧なケア”で裁判所からの信頼も厚い法定後見人のマーラ・グレイソン（ロザムンド・パイク）。だが、その正体は合法的に高齢者の資産を搾り取る悪徳後見人だった。そんなマーラが次の獲物に定めた資産家の老女ジェニファー （ダイアン・ウィースト） 。身寄りがなく格好の餌食となるはずが、なぜか彼女の背後からロシアン・マフィアが現れて……。

ピーター・ディンクレイジといえば、世界的な大ヒットを巻き起こしたドラマシリーズ「ゲーム・オブ・スローンズ」でティリオン・ラニスター役を演じ大ブレイクを果たした名バイプレイヤー。他にもマーベル作品の『X-MEN』シリーズや『アベンジャーズ／インフィニティ・ウォー』といった超大作映画にも出演し一際大きな存在感を放っている。そんなディンクレイジが「ゲーム・オブ・スローンズ」シリーズの完結後、初めて出演したのが本作『パーフェクト・ケア』だ。

ディンクレイジが演じるのは、主人公のマーラを執拗に追う極悪非道なロシアン・マフィア、ローマン。この新写真では、邪悪な目つきで何かを鋭く睨みつけるローマンの恐ろしい表情や、マーラと対峙するヤバイ雰囲気がプンプン漂うメイキングカットが映し出されている。かと思いきや、甘いお菓子やドリンクを楽しむコワモテの姿とは異なるちょっぴりキュートな一面も明らかに。

プロデューサーのテディ・シュワルツマンはディンクレイジについて「この作品に参加してくれて、本当にラッキー。こういう役はありきたりになりがちだけど、ピーターは驚くほど新鮮で魅力的なものをもたらしてくれた」と語っており、監督のJ.ブレイクソンも「彼は個性的で才能があり、カリスマ性のある俳優で、間の取り方も素晴らしく、それから最高に邪悪な目つきをしている。面白くて変わった役を演じてもらうことができて、とても嬉しかった」 とディンクレイジを大絶賛している。

本作では、悪徳後見人のマーラとロシアン・マフィアのローマンという“悪人VS悪人”の対決が見どころの一つとなっている。ディンクレイジは自身が演じたローマンとマーラについて「彼らは争ううちに、妙なことに互いのこと、互いのやり方に尊敬の念を覚え始める。彼らはいろんな点で似ていて、この映画におけるその描き方が好きだ」と二人が特別な相手同士であることを語っている。

『パーフェクト・ケア』は2021年12月3日（金）全国劇場3週間限定公開＆デジタル配信開始。