スティーヴン・キング原作『ペット・セメタリー』本予告編、場面写真11枚公開 ─ 失われた命が甦る墓、娘を亡くした父親の行動と代償

『IT/イット “それ”が見えたら、終わり。』『ドクター・スリープ』など小説の映像化が相次ぐ、巨匠スティーヴン・キングが手がけた哀しき“禁忌”のホラー『ペット・セメタリー』より日本版本予告編が公開された。
田舎に引っ越してきた医師、ルイスと家族が暮らす新居の裏には、謎めいた動物の墓地“ペット・セメタリー”があった。ある日、飼い猫が事故に遭ったことから、ルイスは墓地を越えた奥深くの森で猫を埋葬する。しかし次の日、凶暴に豹変した猫が姿を現わした。その地は、先住民が語り継ぐ秘密の森だったのだ。そんな中、娘エリーが誕生日に交通事故で帰らぬ人となってしまう。果たして、ルイスの取った行動とは……。
公開された本予告編では、家族と田舎に引っ越してきた少女エリーが“ペット・セメタリー”に踏み入る不穏な場面から始まる。父ルイスは「死は自然なことだ」とエリーに優しく語りかけるが、最愛の娘エリーを突如として交通事故で失ったことを受け入れられるはずもなかった。ペット・セメタリーのはるか奥、森の中に、先住民が恐れる“死者が蘇る土地”があると知ったルイスは、「アレは別の生き物だ」という隣人ジャドの忠告をよそに、エリーを蘇らせるために禁断の手を講じる。

映像の中では、蘇った娘を受け入れられない母レイチェルが恐怖の表情を浮かべ、ルイスはエリーの髪を歪に梳かし、凶暴化した猫や、床を這う変形した肉体、そして豹変するエリーなど、家族に襲いかかる悲劇が次々と映し出される。父親が犯した“禁忌”の代償がもたらす恐怖とは何か。「時には死の方がいい」という言葉が象徴する恐怖とは……。
原作者スティーヴン・キングは、かつての自宅裏に動物の墓があったことから、自身の猫を失った際に「もしもあそこに埋めた動物たちが蘇ったらどうなるんだろう?」という発想をきっかけに1983年に小説を執筆。ところが、あまりの恐ろしさに出版がしばらく見送られていた。実に30年ぶりの再映画化となるが、キングは「すごく良い作品だと思う」とのコメントを寄せている。

父親ルイス役に『猿の惑星:新世紀』(2014)のジェイソン・クラーク、その妻役に『エイリアン:コヴェナント』(2017)のエイミー・サイメッツ、一家の隣人役に『インターステラー』(2014)の名優ジョン・リスゴーが名を連ね、娘役を「スニーキー・ピート」(2015-2019)の注目子役ジェテ・ローレンスが演じる。娘を失った父親の悲しみを体現したクラークは、本作がキャリア史上もっとも心をかき乱された一本だと明かし、誰もが胸に秘める内なる恐怖を描いた本作について「真の恐怖は何かを教えてくれる」と語った。

監督は『Starry Eyes(原題)』(2014)が評価された新鋭ケヴィン・コルシュ&デニス・ウィドマイヤーが担当し、脚本は『ジェイコブス・ラダー』(1990)リメイク版やハリウッド版新作『呪怨(邦題未定、原題:The Grudge)』のジェフ・ブーラーが執筆した。
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映画『ペット・セメタリー』は2020年1月17日(金)全国ロードショー。