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【許したわけではない】今だからこそ考えたいキャプテン・ファズマ問題

先にお断りしておきますが、筆者は『スターウォーズ / フォースの覚醒』の完全な支持派です。オープニング上映から数えて6回、全てのバージョンを劇場で鑑賞した上で、更につい先日発売されたBlu-rayも、鑑賞用と“何かあった時用”と2本購入しました。

大好きな映画であることは間違いないのですが、やはり初回を鑑賞した時から今日まで、どうしても腑に落ちない点があります。それが世に言う『キャプテンファズマ問題』です。

ご存知ない方に、簡単に説明すると、キャプテンファズマとはエピソード7劇中に登場するキャラクターで、ファーストオーダーという敵方の軍隊の、いわば部隊長です。雑兵のストームトルーパーの白い装甲服とは異なる、クロームメッキの装甲服を着用し、その大柄な体躯もあいまって、悪役の中でも際立った存在感を出していました。予告編までは。

ところが、実際映画が公開されてみると、このキャプテンファズマ。確かに偉そうに振舞ってはいるものの、まるで良いところがありませんでした。まともな戦闘シーンは皆無なあげく、物陰からのチューバッカのワンパンチであっさり昏倒。銃で脅されただけで、自軍基地の生命線であるシールドをポチっと解除、そのあと、用済みになったし強がり言ってめんどくさいのでゴミ箱に落とされてしまいます。(本当に落とされたかは不明)

そもそも、このキャプテンファズマ、予告編には早い段階から登場し、どう見ても特別な悪役感を醸し出していましたので、ファンはすわ『ボバ・フェット』的な奴に違いない、おそらく実力的に敵方のナンバー2であろうと、得てしてそういうキャラクターは人気が高くなりますので、このキャプテンファズマに対する注目度は当然高くなっていきました。途中、キャプテンファズマの中の人は女性という情報が流れたときも、30年前のエピソード6公開前、ファンの間で話題となった『ボバ・フェット女性説』を踏まえての設定に違いないと、いよいよこれはキャプテンファズマはボバの後継者的な役割だと、公開を待たずしてキャプテンファズマへの期待は非常に高まっていったのです。

個人的に文句を言いたい点はですね、まず第一に、スターウオーズ エピソード7の公開日のオープニング上映には、来場者特典として通常版とは異なる表紙のパンフレットの購入権が付属していました。この記念パンフレットは3日間だけ、それも3日間とも表紙違いで販売されたのですが、初日の表紙がこのキャプテンファズマの顔のアップだったのです。購入したのは鑑賞直前だったので、筆者も「やばい、超かっこいい」なんて思ったんですが、鑑賞後は複雑な気持になりました。

このパンフレットを企画した人間は、いったい何を考えてよりによって初日の限定パンフの表紙をこいつにしようと思ったのかと。こんなんだったら主役のレイちゃんが表紙だった方が百万倍良かったと。いつでも購入できる通常版は表紙がミレニアムファルコンでした。ジャクーでの『ファルコンチェイス』の場面の写真使っていてかっこいいのなんのって。本当、いい加減にして欲しかったです。

第二に、これは基本的には大感謝している製作陣に対してなんですが、あのー、物語中盤のマッツ城のくだりで、ファーストオーダーが攻めてくるところありますよね?あそこでフィンと戦うトルーパーに1人超強い人いたじゃないですか。あそこの場面、キャプテンファズマじゃダメだったんですか?あの人すごい強くてカッコいいのに、あっという間に退場させられて、あそこが仮にファズマの見せ場だとしたら、非常に納得しやすかったんですけれども。

どんな映画にも探せば粗は出てくるもので、この『キャプテンファズマ問題』もその1つに過ぎません。が、不安なのは製作陣の今後のキャプテンファズマの扱いで、なんとなく重要な役どころでエピソード8、9に登場しそうなんですが、こんなに早くネタキャラ化してしまうことは果たして計算に入っていたのでしょうか。ダストシュートの行き着く先で、誰の助けも来ずペシャンコになってしまった可能性だってあります。次作では是非、この件に関して何か納得がいく展開が欲しいです。

Writer

アクトンボーイ
アクトンボーイ

1977年生まれ。スターウォーズと同い歳。集めまくったアメトイを死んだ時に一緒に燃やすと嫁に宣告され、1日でもいいから奴より長く生きたいと願う今日この頃。

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