小島秀夫とコロンビア・ピクチャーズがタッグ、新作『Physint』発表 ─ 映画とゲームの壁超える集大成プロジェクト

小島秀夫率いるKojima Producitonsによるさらなる新作ゲーム『Physint』が発表された。映画製作会社コロンビア・ピクチャーズと協業する、全く新しい映画的なゲーム体験が提供されるという。
PlayStation公式YouTubeチャンネルに掲載されたメッセージ動画で、小島は次のようにアナウンス。繰り返し登場する「エスピオナージ」とは、諜報やスパイ活動を意味する言葉だ。
「全く新しい、オリジナルのIPになります。新世代の“アクション・エスピオナージ・ゲーム”です。準備は始めていますけれども、『DEATH STRANDING 2』の後に、本格的にKojima Productionsで制作に取り掛かります。
ソニー(SIE)さんとは、ほぼ30年に渡りエスピオナージ物を一緒に育ててきたという強い経験もあります。また、ソニーさんはゲームだけでなく、音楽も映画もされています。間違いなく、強力なコラボレーションになるはずです。
さらに2年後には僕のゲーム制作人生の40周年を迎えます。このタイトルが僕の集大成の作品になると確信しています。」
「まだ詳しくは言えませんけれども、最先端のテクノロジーと世界中の才能を集結して創る予定です。もちろんインタラクティブなゲームなんですが、ルック、物語、テーマ、キャスト、演技、ファッション、サウンド、どれをとっても同時に映画でもあるようなものです。本作で、映画とゲームの壁を超えたいと思っています。」
映像では、アナウンスの後にカメラがスタジオを飛び出して飛翔。ビルボードにはコロンビア・ピクチャーズと『Physint』のロゴが並んでおり、すでに映画製作的なアプローチがなされていることを示している。
Kojima Producitonsでは、ノーマン・リーダスらが出演する2019年の人気タイトル続編『DEATH STRANDING 2 ON THE BEACH』のほか、A24とともに同シリーズを映画化する企画、『NOPE/ノープ』(2022)映画監督ジョーダン・ピールとタッグを組む新作ゲーム『OD』も控えている。3つ目のIPとなり、小島秀夫の集大成的な作品となるという『Physint』の続報に期待しよう。