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いくつ知ってた?映画『ピクセル』に登場したレトロゲーム総まとめ

ピクセル
c 2015 Columbia Pictures Industries, Inc. , LSC Film Corporation and China Film Co., Ltd. All Rights Reserved.

パックマンやスペース・インベーダー、ギャラガ、テトリスなどお馴染みのレトロゲームが地球を襲う映画『ピクセル』(2015)には、様々なゲームの要素が登場する。中には、画面の背景にチラリと姿を現すだけのものや、日本ではあまり知名度のないゲーム、また現代の若者にとってはもはや馴染みのないタイトルもあるだろう。

この記事では、映画『ピクセル』に登場するレトロゲームのすべてをそれぞれ紹介しよう。あなたはいくつ見つけられたかな?

センチピード

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1980年のATARIのゲーム。センチピード(Centipede = ムカデ)の名の通り、高速移動するムカデのようなモンスターを撃ち落とすゲーム。劇中でも描かれるうに、ムカデはステージ上に散乱するキノコに当たると進行方向を変え、胴体を撃つと分裂する。数を増やしながら迫りくるムカデの動きを読み、いかに冷静に撃ち落とすかがキモとなる。

ギャラガ

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敵ヴォルーラ星人の母船は、1981年にナムコ(後のバンダイナムコエンターテインメント)が発表した『ギャラガ』の敵機の形。ちなみに『ギャラガ』の名の由来は、「ギャラクシー」と日本語の「蛾(ガ)」を合わせた造語だ。1985年までロングヒットを飛ばした、画面固定型シューティングゲームの傑作。

パックマン

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言わずと知れたパックマンだが、最近ではプレイしたことがないという若者も多いのでは。
誕生したのは1980年。プレイヤーは迷路の中のパックマンを操作し、4体のゴーストにぶつからないよう迷路内のすべてのドットを食べ尽くさなければならない。迷路内には4つのパワークッキーがあり、食べると形勢が一定時間逆転、ゴーストは青色の「イジケ」になってパックマンから逃げる立場になる。
迷路内をいかに効率よく周り、パワークッキーの使い所を見極めてゴーストを対峙できるかがポイントだ。
ちなみに敵のゴーストは色ごとに名前と性格パターンがあり、赤は「オイカケ」、ピンクは「マチブセ」、水色は「キマグレ」、オレンジは「オトボケ」である。

かつて「1980年代のミッキーマウス」と呼ばれるほど一世を風靡したパックマンは、現在ではGoogleで「Pacman」と検索するとPC/スマホ共に今すぐプレイ可能。

アストロイド

サムが米軍基地にて兵士らにゲームの極意を実演してみせるシーンで登場。1979年のアタリの名作ゲームとして知られる。初の全方位型ゲームとして当時は画期的だった。浮遊する隕石を避けながら撃ち落とすこのゲームは、動体視力と瞬発力、そして繊細な操作性が要求される。『ピクセル』のサムによれば、自機の位置を画面中央に置くことがコツだという。

スペースインベーダー

タイトーが1978年に発表した「スペースインベーダー」は、テーブル型のアーケードゲームが日本中の喫茶店などに導入され大ブームを起こした、元祖シューティングゲームのひとつだ。縦に5段、横に11列のインベーダーを画面下部の砲台から撃ち落としていく。迫りくるインベーダーをギリギリまでひきつけて一気に撃ち落とす「名古屋撃ち」など様々なテクニックや裏技が存在する。

Qバート

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『ピクセル』では、サムら人間側の「戦利品」として仲間になる。1982年にアメリカで発表されたアーケードゲームで、日本では1983年にコナミが発売した。

プレイヤーはQバートを操作し、ピラミット状に積み上げられたブロック上を跳ねて移動する。着地したブロックは色がつくので、全てのブロックに色をつければステージクリア。ただし、Qバートを妨害するお邪魔キャラクターや、斜めにしか移動できないシステムもあって見た目以上に難しい。難易度の高いステージではブロックの変色にも段階が生じて、より頭を使う。Qバートは敵にぶつかると「@!#?@!」(@はうずまき)と吹き出すが、これは映画『ピクセル』でも見られた。

テトリス

もはや説明不要の元祖「落ち物パズル」。その発祥は、ソ連のコンピューター科学者が1980年代に開発したもの。4つのピースを組み合わせたブロックを扱うことから、ギリシャ語で数字の4(テトラ)を名の由来とする。テトリスのブロックは「テトリミノ」と呼ばれている。

映画『ピクセル』では、ビルの隙間にテトリミノが積み重なり、列を揃えてビルごと一段消滅させた。

ダックハント

methodshop .com https://www.flickr.com/photos/methodshop/3210268184
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センチピード戦勝利の「ご褒美」として、なぜかエアロビクスをしていた老婆のもとに現れた犬のキャラクターは、1984年任天堂より発売されたファミリー・コンピュータのゲームから。茂みからダックやクレーを射撃して撃ち落とすゲーム。仕留めて落下したダックを、犬のキャラクターが捕まえる。
ワシントンD.C.での決戦シーンでも、ダックが飛び回っていた。

フロッガー

ワシントンD.C.の街を跳ね回っていたカエルは、1981年のコナミ『フロッガー』から飛び出した。危険な自動車道 や川を横断してカエルを巣に届けるゲーム。2011年にはニンテンドー3DSで『フロッガー3D』として蘇った。

ペーパーボーイ

黄色い帽子に青いジャージ姿で自転車を漕いでいた少年のキャラクターは、自転車から各家庭の玄関先やポストに新聞を投げるという、よく映画で見られるあの光景を操作する『ペーパーボーイ』(1984、アタリ)の主人公。契約していない家の窓ガラスは新聞を投げて破壊してもオッケーというアレなゲームだった。『ピクセル』でも、新聞を投げつけて攻撃してきた。

アルカノイド

ブロック崩しゲームの金字塔アルカノイドは、プロポーズする男性の後ろでタージ・マハルを破壊した。ドラえもんの初代声優である大竹のぶ代が同ゲームの大ファンで、達人級の腕前であることはよく知られている。中毒性のあるニコチンを意味する”アルカロイド”が名前の由来。

スマーフ

Smurfette (Demi Lovato), Brainy (Danny Pudi), Hefty (Joe Manganiello) and Clumsy (Jack McBrayer) in Columbia Pictures and Sony Pictures Animation's SMURFS: THE LOST VILLAGE.
Smurfette (Demi Lovato), Brainy (Danny Pudi), Hefty (Joe Manganiello) and Clumsy (Jack McBrayer) in Columbia Pictures and Sony Pictures Animation’s SMURFS: THE LOST VILLAGE.

ベルギー生まれのキャラクター、スマーフは、ヨーロッパのどこかの森で暮らしているという青い肌の小さな妖精。『ピクセル』では楽しく踊っていただけのところ、ヴァイオレットに仕留められる。無垢なスマーフ銃撃にはやはり罪悪感が伴うようで、ヴァイオレットは「誰にも言わないで」と告げた。

なお、スマーフの映画最新作『スマーフ スマーフェットと秘密の大冒険』は2017年10月7日劇場公開。

バーガータイム

ステージを移動しながらバンズ、肉、野菜を落としてハンバーガーを作るゲーム。ステージ上に登場する敵キャラクターのピクルス、目玉焼き、ウインナーが『ピクセル』に登場した。1982年に同ゲームを発売したデータイースト株式会社は、2003年に倒産した。

マックス・ヘッドルーム

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『ギャラガ』型母船から現れた、サングラス姿の白人男性を象ったCGは、イギリスの音楽番組のバーチャル司会者。同キャラクターのモデルで当時声優を務めた俳優のマット・フリューワーが『ピクセル』でも声を当てた。日本語吹替は山寺宏一。

ロボトロン2084

1982年にアメリカのウィリアムスが発売した全方位型シューティングゲーム。超能力戦士の主人公が、迫り来るロボットを攻撃する。『ピクセル』では敵の巨大ロボットとして登場。”ワンダーボーイ”ラドローは果敢に立ち向かった。

ジャウスト

ダチョウに乗って空を飛びながら鎗でダチョウを撃ち落とすという、1982年のウィリアム製ゲーム。このゲームシステムを基に、名作ゲーム『バルーンファイト』が生まれたという。『ピクセル』では、敵のダチョウが登場した。

ブレイクアウト

1976年のアタリのブロック崩しゲーム。後にAppleを設立するスティーブ・ジョブズとスティーブ・ウォズニアックも開発に携わっており、その様子は映画『スティーブ・ジョブズ』(2013)でも描かれた。

ミサイル・コマンド

1980年にアタリが発売したシューティングゲーム。飛んでくるミサイルを迎撃して、地上の都市を守る。ミサイルが爆発すると、赤・青・黄色に点滅する爆風が描かれる。現代ではあまり目によろしくないゲームだ。

ドンキーコング

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子供時代のサムがエディに敗れたトラウマを持つゲームとして登場。クライマックスの決戦では、「ラスボス」としてサムらを迎え撃つ。

現在では『スーパードンキーコング』や『マリオカート』などのマリオファミリーでおなじみのドンキーコングの起源は1981年のアーケードゲーム。レディをさらったドンキーコングが、鉄骨最上部からタルを投げて攻撃を仕掛けてくる。プレイヤーはマリオを操作し、タルやひのこ、ジャッキ、おじゃま虫をかわしながらレディの元へたどり着くとクリア。『ピクセル』劇中でサムも使ったハンマーは、『大乱闘スマッシュブラザーズ』でも形勢逆転アイテムとしておなじみだ。

マリオ

我らがマリオも、『ピクセル』劇中のどこかにチラリと登場する。探してみよう。

ドージョークエスト

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ラドローが恋い焦がれる女性剣士のレディ・リサと、通学バスを襲う忍者のキャラクターは、架空のレトロゲーム『ドージョークエスト』から。こちらは、『ピクセル』の公開に合わせて制作されたオリジナルのスマホ・ゲームだ。80年代の8ビットな世界観で、レディ・リサをフリック操作して忍者たちと戦う。

ピクセル

『ピクセル』発売中
Blu-ray ¥1,800(税抜) / DVD ¥1,280(税抜)
発売・販売元:ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント

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Sources:?http://www.imdb.com/list/ls074612902/
http://www.zimbio.com/All+the+Video+Game+References+and+’80s+Nostalgia+in+’Pixels’

Writer

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中谷 直登Naoto Nakatani

THE RIVER創設者。代表。運営から記事執筆・取材まで。数多くのハリウッドスターにインタビューを行なっています。お問い合わせは nakatani@riverch.jp まで。

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