いくつ知ってた?映画『ピクセル』に登場したレトロゲーム総まとめ

プレイヤーはQバートを操作し、ピラミット状に積み上げられたブロック上を跳ねて移動する。着地したブロックは色がつくので、全てのブロックに色をつければステージクリア。ただし、Qバートを妨害するお邪魔キャラクターや、斜めにしか移動できないシステムもあって見た目以上に難しい。難易度の高いステージではブロックの変色にも段階が生じて、より頭を使う。Qバートは敵にぶつかると「@!#?@!」(@はうずまき)と吹き出すが、これは映画『ピクセル』でも見られた。
テトリス
もはや説明不要の元祖「落ち物パズル」。その発祥は、ソ連のコンピューター科学者が1980年代に開発したもの。4つのピースを組み合わせたブロックを扱うことから、ギリシャ語で数字の4(テトラ)を名の由来とする。テトリスのブロックは「テトリミノ」と呼ばれている。
映画『ピクセル』では、ビルの隙間にテトリミノが積み重なり、列を揃えてビルごと一段消滅させた。
ダックハント

センチピード戦勝利の「ご褒美」として、なぜかエアロビクスをしていた老婆のもとに現れた犬のキャラクターは、1984年任天堂より発売されたファミリー・コンピュータのゲームから。茂みからダックやクレーを射撃して撃ち落とすゲーム。仕留めて落下したダックを、犬のキャラクターが捕まえる。
ワシントンD.C.での決戦シーンでも、ダックが飛び回っていた。
フロッガー
ワシントンD.C.の街を跳ね回っていたカエルは、1981年のコナミ『フロッガー』から飛び出した。危険な自動車道 や川を横断してカエルを巣に届けるゲーム。2011年にはニンテンドー3DSで『フロッガー3D』として蘇った。
ペーパーボーイ
黄色い帽子に青いジャージ姿で自転車を漕いでいた少年のキャラクターは、自転車から各家庭の玄関先やポストに新聞を投げるという、よく映画で見られるあの光景を操作する『ペーパーボーイ』(1984、アタリ)の主人公。契約していない家の窓ガラスは新聞を投げて破壊してもオッケーというアレなゲームだった。『ピクセル』でも、新聞を投げつけて攻撃してきた。
アルカノイド
ブロック崩しゲームの金字塔アルカノイドは、プロポーズする男性の後ろでタージ・マハルを破壊した。ドラえもんの初代声優である大竹のぶ代が同ゲームの大ファンで、達人級の腕前であることはよく知られている。中毒性のあるニコチンを意味する”アルカロイド”が名前の由来。
スマーフ
ベルギー生まれのキャラクター、スマーフは、ヨーロッパのどこかの森で暮らしているという青い肌の小さな妖精。『ピクセル』では楽しく踊っていただけのところ、ヴァイオレットに仕留められる。無垢なスマーフ銃撃にはやはり罪悪感が伴うようで、ヴァイオレットは「誰にも言わないで」と告げた。
なお、スマーフの映画最新作『スマーフ スマーフェットと秘密の大冒険』は2017年10月7日劇場公開。
バーガータイム
ステージを移動しながらバンズ、肉、野菜を落としてハンバーガーを作るゲーム。ステージ上に登場する敵キャラクターのピクルス、目玉焼き、ウインナーが『ピクセル』に登場した。1982年に同ゲームを発売したデータイースト株式会社は、2003年に倒産した。
マックス・ヘッドルーム
『ギャラガ』型母船から現れた、サングラス姿の白人男性を象ったCGは、イギリスの音楽番組のバーチャル司会者。同キャラクターのモデルで当時声優を務めた俳優のマット・フリューワーが『ピクセル』でも声を当てた。日本語吹替は山寺宏一。
ロボトロン2084
1982年にアメリカのウィリアムスが発売した全方位型シューティングゲーム。超能力戦士の主人公が、迫り来るロボットを攻撃する。『ピクセル』では敵の巨大ロボットとして登場。”ワンダーボーイ”ラドローは果敢に立ち向かった。