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『猿の惑星』新作映画、シーザーの「遺産」を継承へ ─ リブートか続編か、深まる議論に監督がヒント

©2017 Twentieth Century Fox Film Corporation

『猿の惑星』シリーズの新作映画(タイトル未定)には、前3部作『猿の惑星:創世記』(2011)『猿の惑星:新世紀』(2014)『猿の惑星:聖戦記』(2017)に登場した猿の主人公シーザーの「遺産」が引き継がれることになるという。監督に就任している『メイズ・ランナー』シリーズのウェス・ボールが自身のTwitterにて言及した。

本作をめぐっては、シリーズの続編となるのか、あるいはリブート作品となるのかについての議論が海外メディアやファンの間で繰り広げられてきた。このたびボールは、この議論へのヒントを与えている。

「映画ジャーナリストにとって、真実を知っている人物に連絡を取るのは決して簡単なことではないのだと思いますが…だけど最近は、情報の裏付けを取っていないことが問題なんじゃないでしょうか?

いずれにしても、安心して下さい。サプライズを台無しにはしませんから。これだけは言えるけど、シーザーの遺産はこれからも続きますよ。」

前3部作を通して繰り広げられた人間と猿の壮絶な戦いの中で、人間との和解と対立の間で揺れていたシーザーの物語は、第3作『聖戦記』で幕を閉じた。ボールは、シーザーの「遺産」と呼ばれるものが新作にも継承されることを示唆しているが、シリーズ全体における新作の位置づけに関する明言は避けている。しかし、それも新作を楽しみに待つファンに対するボールの配慮なのだろう。

『猿の惑星』新作映画は、2019年12月に、ボールの監督就任とともに企画の存在が明らかになった。ウォルト・ディズニー・カンパニーが20世紀フォックスを買収したのち、フォックスの有名タイトルを再び始動させるのは今回が初めてとなる。なお就任時、ボールはTwitterにて「最高の新章を加えるべく、作業を進めているところ」とコメントしている。

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Source: Wes Ball

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SawadyYOSHINORI SAWADA

THE RIVER編集部。宇宙、アウトドア、ダンスと多趣味ですが、一番はやはり映画。 "Old is New"という言葉の表すような新鮮且つ謙虚な姿勢を心構えに物書きをしています。 宜しくお願い致します。ご連絡はsawada@riverch.jpまで。