『パイレーツ・オブ・カリビアン』リブート企画が復活 ─ 「チェルノブイリ」脚本家が参加、ジョニー・デップの再登場は不明

ジョニー・デップ主演、ディズニーの人気海洋冒険映画『パイレーツ・オブ・カリビアン』シリーズのリブート企画が再び蘇ったという。米The Hollywood Reporterが報じている。
『パイレーツ・オブ・カリビアン』をディズニーがリブートするとの報道は、2018年10月に報じられたもので、当時は『デッドプール』シリーズのレット・リース&ポール・ワーニックが脚本に参加していた。ディズニー側は「新たなエネルギーとバイタリティを取り入れたい」「パンクロックな『パイレーツ』をもう一度作る」という意向だったというが、2019年2月にレット&ポールが離脱し、企画の動向は不明となっていた。
今回の報道によると、蘇った『パイレーツ~』リブート企画には、シリーズ第1作『パイレーツ・オブ・カリビアン/呪われた海賊たち』(2003)を皮切りに、第4作までの脚本を執筆したテッド・エリオットが再登板しているとのこと。そして最大の注目は、エミー賞に輝いた話題のドラマ「チェルノブイリ」(2019)を手がけたクレイグ・メイジンが参加していることだ。「チェルノブイリ」ではシリアスで骨太なストーリーテリングが話題を呼んだが、クレイグは『最終絶叫計画』『ハングオーバー』シリーズというコメディ映画を手がけた経験の持ち主。いずれにせよ、過去の『パイレーツ~』にはなかった新風がもたらされることになりそうである。
現時点でリブート版は企画開発の初期段階にあるといい、エリオット&メイジンのコンビは、シリーズの方向性やストーリーの検討に入っている模様。高額な出演料やプライベートのトラブルが報じられたジョニー・デップが、ジャック・スパロウ役で再び登場するかどうかは不明だという。なお、シリーズのプロデューサーであるジェリー・ブラッカイマーは続投する見込みだ。
Source: THR