【我が偏愛のSWクリーチャー4】ジェダイは命の代わりに腕を取る?第一号被害者ポンダ・バーバとスターウォーズ腕斬りカウント

今回ご紹介するのは、またしても『エピソード4新たなる希望』より、モス・アイズリーの酒場こと「チャルマンの酒場」に登場するクリーチャー、ポンダ・バーバです。「おまえこないだっからチャルマンの酒場にいた奴らばっかり紹介してねえか?」と疑問をお持ちの方も多いと思いますが、筆者もここに至って自らのSW偏愛の偏愛たる所以、その偏りが特にこの「酒場」に多めに向けられているということに改めて気づいた次第です。次回から気を付けます。

さて、スターウォーズ・ファンの皆さまならばお気づきの方も多いと思いますが、スターウォーズ・オリジナルトリロジーおよびプリクエルトリロジーには、やたらジェダイ(シスも)が敵の腕をライトセイバーで斬り落とすシーンが出てきます。このポンダ・バーバは、プリクエルを劇中時系列ではなく製作順で考えれば、記念すべき「腕ちょん切られ」の第一号の被害者として(それ以外ありませんが)忘れがたい印象を残しています。

ポンダ・ババ

酒場で飲んでいるときにひょろっとした青年に喧嘩を売り、その因縁のつけ方も英語が話せないから相棒に通訳を頼んでの無理やりなもの、そしたら奥から小汚い爺さんが出てきたので、ブラスターでちょっと脅かそうとしたら、まさかの腕バッサリ。ジェダイは腕を斬り落とすのが大好きだということを知らなかった故の不幸、酒の勢いって恐ろしいですね。

ジェダイはどれくらい腕を切り落としているのか?

腕を斬られるルーク

http://scifi.stackexchange.com/questions/112421/how-many-hands-arms-have-been-cut-off-in-star-wars

さて、先ほどジェダイは腕を斬るのが大好きと申し上げましたが、では一体どのくらいの回数、スターウォーズ正史に腕切り場面があるか順番に数えてみますと、まずこのポンダ・バーバ被害者を皮切りに、ワンパ、ルーク、ベイダーと続きオリジナルトリロジーだけで4回、4本の腕が落ちています。

ドゥークーに腕を斬られるアナキン

http://www.telegraph.co.uk/film/star-wars-the-force-awakens/violence-gore-fight-scenes/

さらにプリクエルではドゥークーがアナキンの右腕ふっ飛ばしたのを始めに、ドゥークー×2、メイス、もっかいアナキンと、こちらも4回、両腕やられてる人もいますので5本の腕がさっぱりいかれています。
どうですかこの数字、6本の映画で計8回、実に9本の腕が切り落とされています。1本の映画で平均1.5本の腕が落ちる計算です。茶化すように書いてきましたが、この一見ワンパターンにも見えるほど多用された殺陣演出からは、われらがメイドインジャパン、黒澤映画の世界に与えた影響の大きさを窺い知ることができます。

黒澤明監督の演出手法で特に評価されているものといえば、殺陣シーンの当時としてはリアルな演出でした。『椿三十郎』の最後の対決シーン、室戸半兵衛の体から噴き出す血糊が特に有名ですね。このようなリアルな残酷描写を入れることにより、観客の作品世界への没入度を従来の剣劇作品群よりも飛躍的に上げることが出来たと言われており、その手法は国内だけでなく海外を見渡しても斬新なものでした。

ジョージ・ルーカス監督が黒澤映画に大きな影響を受けて『スターウォーズ』を製作したことは広く知られていますが、この「腕切り」に関しても、映画『用心棒』での殺陣シーンに実際ヤクザの腕を主人公が切り落とすシーンがあり、ポンダ・バーバの腕落ちシーンはこの『用心棒』のオマージュであったと言われています。エピソード8公開まで、まだ日数がありますので、未見の方はこの機会に、黒澤明監督作を遡って鑑賞してみると、より深くスターウォーズを楽しめるようになるのではないでしょうか。

完全に余談ですが、最新作エピソード7で、カイロ・レンが十字型のライトセイバーを使っています、あのデザインならば十字部分がナックルガードとなって捲き込みからの小手攻撃を防ぐことが出来ます。これはアナウンスされていませんが、監督のJJエイブラムスが、「腕切りシーンはもうお腹いっぱいでしょ?」というメッセージを観客に伝えているのかもしれません。しかしながら、腕に関するシーンが全くないかというとそうでもなく、C3POの左腕が、赤いのに交換されていました。あれはやはり、ダークサイドの何者かとの戦闘に巻き込まれ、切り落とされてしまったのだと考えるのが、スターウォーズ的には自然ですね。

About the author

1977年生まれ。週刊少年ジャンプ脳のクリーチャー愛好家。玩具コレクター。エンドレスダイエッター。「意識低い系」の文章を信条としています。

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