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カンヌ脚本賞『燃ゆる女の肖像』公開決定&予告編 ─ 『Portrait of a Lady on Fire』ついに日本上陸

燃ゆる女の肖像
(c) Lilies Films.

2019年のカンヌ国際映画祭で脚本賞&クィアパルム賞に輝いた、世界の映画人が絶賛するフランス映画『Portrait of a Lady on Fire(英題)』が、邦題『燃ゆる女の肖像』として、2020年12月4日(金)より全国順次公開されることが決定した。あわせて、日本版予告編と場面写真も解禁となっている。

18世紀のフランス、ブルターニュの孤島。画家のマリアンヌは、とある貴婦人から、娘のエロイーズの見合いのための肖像画を頼まれる。しかし、エロイーズ自身は結婚を拒んでいた。身分を隠して近づき、孤島の屋敷でひそかに肖像画を完成させたマリアンヌは、真実を知ったエロイーズから絵の出来栄えを否定される。描き直すことを決めたマリアンヌに、意外にもエロイーズはモデルになると申し出るのだった。キャンバスをはさんで見つめ合い、美しい島をともに散策し、音楽や文学について語り合ううち、二人は恋に落ちる。しかし、肖像画の完成は別れを意味していた……。

ハリウッドのトップ女優、シャーリーズ・セロンが「この映画を本当に愛している」と絶賛、ブリー・ラーソンが“後世に残したい作品”に挙げ、天才監督グザヴィエ・ドランも「こんなに繊細な作品は観たことがない」と夢中になった話題作が、いよいよ日本に上陸する。カンヌでは脚本賞を受賞し、ゴールデングローブ賞と英国アカデミー賞の外国語映画賞にノミネート。世界の映画賞で44もの賞を受賞したほか、ヨーロッパのみならず、アメリカでも外国語映画の歴代トップ20入りを果たす大ヒットとなった。テイラー・スウィフトの最新アルバム「Folklore」のアートワークが本作の影響を受けているのではないかという推測がSNSで広がるなど、映画界にとどまらない話題性にも注目だ。

燃ゆる女の肖像
(c) Lilies Films.

監督は『水の中のつぼみ』(2007)『トムボーイ』(2011)のほか、『ぼくの名前はズッキーニ』(2016)の脚本でも話題を呼んだセリーヌ・シアマ。マリアンヌ役は本作でセザール賞にノミネートされたノエミ・メルラン、エロイーズ役にはシアマ監督の元パートナーで、セザール賞2度受賞のアデル・エネルが演じた。いま、フランスで最も称賛される女優ふたりが織りなす、息が止まるほど愛おしく、切なく、情熱的な愛の物語である。

海外メディアでは「驚くほど美しい、最高傑作!」(TheObserver)「とにかく素晴らしいこの映画を見逃してはならない」(Pajiba)「いつまでも 記憶に残る、愛と追憶のストーリー」(IndieWire)「強烈で生き生きとした油絵のような映画」(Screen International)などの絶賛を受け、米IndieWireでは“世界の批評家304人による2019年ベストフィルム”第5位に選出。米Rotten Tomatoesでは98%フレッシュ(8月28日時点)を記録するなど、完成度はお墨付きだ。

映画『燃ゆる女の肖像』は2020年12月4日(金)TOHOシネマズ シャンテ、Bunkamuraル・シネマほか全国順次公開

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THE RIVER編集部THE RIVER

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