新作『パイレーツ・オブ・カリビアン』キャスト復帰で製作準備中 ─ ジョニー・デップ、カムバックの可能性は

ディズニーの大人気シリーズ『パイレーツ・オブ・カリビアン』の脚本が引き続き進行中であることを、シリーズのプロデューサーであるジェリー・ブラッカイマーが認めた。ジャック・スパロウ役のジョニー・デップが復帰する可能性もまだ残されている。
デップは元妻アンバー・ハードとの泥沼裁判によってディズニーから関係を断ち切られる形となっていたが、裁判ではデップが雪辱を果たし勝訴。以降、シリーズへの復帰説が囁かれるようになった。
ディズニーは『パイレーツ・オブ・カリビアン』過去シリーズと世界観を共にするスピンオフ版と、新たな世界観を作るリブート版の異なる企画を揉んでいる。注目はデップ復帰の可能性だ。裁判の中でデップは、自らを切り捨てたディズニーに絶縁を突きつけていたが、水面下では和解に向けた話し合いが進められていることが認められている。
こうした複雑な状況の中、『パイレーツ・オブ・カリビアン』新作はどの海域に舵を切るのか?ブラッカイマーは「脚本に取り組んでいるところです。うまくいけばと思っています。そうしたら製作します。本当に製作を望んでいます。それは間違いありません」と米ScreenRantにて発言。リブートか、続編か?と確認されると、「新たなアプローチになります」と答えた。
続けて、新たな役者たちによるものになるかと尋ねられると、「全員が新しい役者というわけではなく、何人かは復帰します」と回答。「どのようなものかは教えません。想像してください」と加えている。
復帰組が検討されているということは、完全なリブートではなく、過去シリーズからの継続あるいは拡張ということになりそうだ。そうであれば、これまでの主人公であるジャック・スパロウを再登場させることは、スタジオにとって魅力的な選択肢に映るはず。デップの存在がますます欠かせないものになるとも想像できるが、果たして彼らの持つ羅針盤が示す先にあるものとは?
「ジョニーから誰が(スパロウ役を)受け継ぐにしても、私はどうなるのか分かりませんね」と、キャプテン・バルボッサを演じたジェフリー・ラッシュもデップ復帰を推す一人だ。「彼は代えのきかない存在ですから」。
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Source:ScreenRant