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『パワー・オブ・ザ・ドッグ』ベネディクト・カンバーバッチ&キルスティン・ダンスト、撮影現場では互いに話さないようにしていた

The Power of the Dog
Netflix 映画『パワー・オブ・ザ・ドッグ』12 月 1 日(水)より独占配信開始

ベネディクト・カンバーバッチキルスティン・ダンストは、『パワー・オブ・ザ・ドッグ』(2021)の撮影現場では互いに口を聞かないようにしていたのだという。

Netflix映画『パワー・オブ・ザ・ドッグ』は、『ピアノ・レッスン』(1993)のジェーン・カンピオン監督による待望の最新作で、ヴェネツィア国際映画祭では銀獅子賞・監督賞に輝いた。カンバーバッチが演じるのは、カリスマ的存在で周囲から恐れられる牧場主、フィル・バーバンク。ある日、フィルの弟が結婚し、その妻と彼女の息子を家に連れてきた。フィルはふたりを温かく迎え入れことはなく、その妻と息子に対して酷く執拗な仕打ちを重ねていく。残酷な義兄により心身ともに追い込まれていく妻役を演じたのがダンストである。

『イミテーション・ゲーム/エニグマと天才数学者の秘密』(2014)などをはじめ、役作りを徹底的に行うことで知られるカンバーバッチ。『パワー・オブ・ザ・ドッグ』における役作りのひとつが、ダンストと撮影の合間でさえ会話を交わさないということだったようだ。

NMEとのインタビューにてカンバーバッチは、「キルスティンに意地悪はしたくはなかった」と心苦しさがあったとしながら、「キャラクターを維持するためには必要なことだったので、撮影現場では彼女と話しませんでした」と説明している。もちろん、カンバーバッチだけでなくキルスティンにも葛藤はあったようだが、完璧に役を演じ切るため、互いに口を聞かないことに同意したのだという。その結果、カンバーバッチはフィルという残忍な牧場主役を見事に演じ切り、現在、アカデミー賞主演男優賞の最有力候補に挙げられているのだ。

なお、カンバーバッチは共演者と距離を取っていただけでなく、フィルのように常に体から悪臭を放つため風呂に入らなかったり、バンジョーを実際に演奏するため練習に励んだり、ヘビースモーカーであるフィルの役作りのため煙草をひたすらに吸ったりしていたことも明かしている。「フィルター無しの手巻き煙草をとにかく吸い続けたのですが、ニコチン中毒に三回もなってしまいました。何度も吸わなければならないときは、本当に酷い気分になりましたよ」。

Netflix映画『パワー・オブ・ザ・ドッグ』は、2021年12月1日(水)より独占配信開始。一部劇場にて公開中。

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Minami

THE RIVER編集部。「思わず誰かに話して足を運びたくなるような」「映像を見ているかのように読者が想像できるような」を基準に記事を執筆しています。映画のことばかり考えている“映画人間”です。どうぞ、宜しくお願い致します。

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