Menu
(0)

Search

ニコラス・ケイジ主演&園子温監督のハリウッドデビュー作『プリズナーズ・オブ・ゴーストランド』、サンダンス映画祭に出品決定

プリズナーズ・オブ・ゴーストランド

ニコラス・ケイジ主演、『愛のむきだし』(2008)『冷たい熱帯魚』(2010)などで知られる園子温監督のハリウッドデビュー作『プリズナーズ・オブ・ゴーストランド』が、2021年初夏に日本公開される。本作には、『キングスマン』(2015)『アトミック・ブロンド』(2017)などで知られる女優、ソフィア・ブテラも出演している。

この度、本作がサンダンス映画祭(2021年1月18日〜2月3日)のPremieres部門に出品されることが決定した。同部門への日本人監督によるアメリカ映画が出品されるのは今回が初だ。ニコラス・ケイジと共に園子温監督が、ハリウッドに殴り込む渾身の一作。インディペンデント映画の祭典を興奮の渦に巻き込むことになるだろう。

プリズナーズ・オブ・ゴーストランド

企画の始まりは2017年。本作のプロデューサーで、脚本家の一人でもある、レザ・シクソ・サフィから園子温監督のもとに脚本が届き、それを監督が気に入ったことから企画が正式始動した。2018年初頭にニコラス・ケイジの出演が決定。当初、アメリカでの撮影を予定していたが、2019年11月〜12月、オール日本ロケ(彦根、東映太秦撮影所)にて撮影が行われた。

プリズナーズ・オブ・ゴーストランド

高名な悪党であるヒーロー(ニコラス・ケイジ)は、銀行強盗に失敗して囚われて、ガバナーという一帯を牛耳る者の支配から逃亡した女(ソフィア・ブテラ)を連れ戻すことを命じられる。特殊なボディスーツに身を包んだヒーローが、女を探して辿り着いたのは美しくも暴力的な世界「ゴーストランド」。東洋と西洋が混ざり合い、混沌が包み込む町から女を見つけ出すことはできるのか?ヒーローは自由の身になれるのか?

プリズナーズ・オブ・ゴーストランド

2019年2月、心筋梗塞で倒れた園子温監督が死の淵から不死鳥の如く舞い戻った。本作の公開発表及びサンダンス映画祭への出品に際して、以下のように声明を発表している。

園子温監督のコメント

  • ハリウッドデビューについて:ハリウッドで監督デビューすることは、自分にとって悲願でした。プロの映画監督としてデビューした時から20年経ちますが、その当時からずっと、いつかはハリウッドに行くと誓っていました。この映画が撮影に入る前に、心筋梗塞で集中治療室に運ばれ、死にかけました。そこから蘇り、いろいろなハードな山を越えて、撮影できました。感無量です。
  • ニコラス・ケイジについて:ニコラス・ケイジがこの映画に出演することになったことが、この『プリズナーズ・オブ
    ・ゴーストランド』を成功に導きました。彼は私の映画をとても愛してくれていたので、ものすごくやりやすかったのです。とっても困難な厳しい撮影を乗り越える事が出来たのも、すべてニコラスのおかげです。
  • サンダンス映画祭への出品について:ハリウッドデビュー作は、絶対にサンダンス映画祭に出品させたいと思っていたので、とても嬉しいです。この映画祭でワールドプレミアできる事を、誇りに思っています。

プリズナーズ・オブ・ゴーストランド

映画『プリズナーズ・オブ・ゴーストランド』は、2021年初夏に全国公開。

Writer

アバター画像
THE RIVER編集部THE RIVER

THE RIVER編集部スタッフが選りすぐりの情報をお届けします。お問い合わせは info@theriver.jp まで。