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行くぞ!ハリウッド版『パワーレンジャー』最新予告編が公開!胸熱すぎる見どころを解説

イッツ・モーフィン・タイム!

日本中の少年少女たち、そしてかつて少年少女だったオトナたちが全力で待ちわびているハリウッド版『パワーレンジャー』(2017年7月15日公開)から、最新予告編が公開となった。きっと誰もが一度は憧れたであろう”メイド・イン・ジャパン”のヒーローを、ハリウッドが総製作費120億円の圧倒的スケールで描いた今作。圧巻のバトルシーンも盛り込まれた最新予告編の見どころを紹介しよう。

https://youtu.be/Y7-a4-wx4nE

太古から受け継いだ力

今回の予告編冒頭では、パワーレンジャーの歴史は太古の地球まで遡ることが明かされる。かつて星の生命を守る戦士達が活躍していたが、世界の運命を決する戦いが終焉を迎えたことにより、戦士たちも姿を消すような描写が見られる。

この設定は、『パワーレンジャー』のオリジナルである『恐竜戦隊ジュウレンジャー』(1992)を思い出させるものだ。ジュウレンジャーでは、古代人類の戦士「ジュウレンジャー」が長い眠りから目覚め、惑星ネメシスで復活した魔女バンドーラの地球侵略と戦うというものだった。ちなみに、ハリウッド版パワーレンジャーのヴィラン、リタ・レパルサのモデルはジュウレンジャーの魔女バンドーラだ。

「アイアンマン系?スパイダーマン系?」ティーンならではのコメディ・テイスト

事前の噂では、『パワーレンジャー』は“ティーン・エイジャー版ダークナイト”とも形容されるような内容になると伝えられていた。これは、ゾードン役を演じるブライアン・クランストンがインタビューで答えていたものだ。最も本人は、「『ダークナイト』ほどダークな作風になるかどうかはわからない」と断りながら、「リアルなティーンの毎日や高校生活、派閥・人気・イジメなど様々なできごと、子どもの不安や希望、夢……そうしたもののすべてが新しい『パワーレンジャー』には詰まってるってことだよ」といった思春期特有の生々しさが描かれると語っていた。

予告編を観る限りでは、ティーンならではの向こう見ずなノリノリ感が痛快だ。ブルー・レンジャーのビリー・クランストン(RJサイラー)は「これってアイアンマン系?スパイダーマン系?」とマーベル・ヒーローの名を挙げておどけている。(ちなみにパワーレンジャーの版元であるサバン・エンターテイメントはDCコミックとタッグを組み、クロスオーバー・コミック『ジャスティス・リーグ・パワーレンジャー』を発売している。DCヒーローの名じゃなくて良かったのかな?)

また、5人をサポートするおしゃべりロボット”アルファ5″も「イェェェイ!」とテンション高め。ゾードンの最後の戦いから6,500万年もの間、新たな戦士の出現を待ちわびていたという設定なのだから、よっぽど喋りたくて仕方なかったのだろう。「ゴーゴー・パワーレンジャー!」

これぞ戦隊モノ!感涙必須のコマ割カット

僕たちがスーパー戦隊シリーズの何に憧れたのかって、5人が一丸となって戦う団結精神だ。誰かがやられれば、他の誰かがサポートする。5人で力を合わせて、協力タイプの必殺技で敵を倒す。
そんな戦隊モノの醍醐味とも言える”チームの一体感”を演出するコマ割りカットは鳥肌モノ。レッドレンジャーが”行くぞ!”と問いかければ、4人が”行こう!”と声を合わせる。その瞬間、4人のショットがコマ割りで一画面に集結する。

パワーレンジャー 予告編

行こう!パワーレンジャー!みんながいれば心配ないぜ!巨大な敵を目前に、IMAXの大画面でこんな胸熱な演出をされちゃ、男泣き必至である。

合体メカアクションまでテンコ盛り

それにしても、冷静になって考えると『パワーレンジャー』は本当にすごい。先述したように、ティーンの葛藤ドラマ、ヒーローとしての葛藤ドラマといったストーリー性への期待はもちろん、色とりどりのカッコいいコスチュームに身を包んだヒーローチームのアクション・シーンに加え、”トランスフォーマー”ばりに大迫力の巨大メカアクションまで観られるのだから、”全部盛り”とも言うべき大ボリュームだ。これほどスクリーン映えする題材が日本に眠っていたとは…(厳密には、パワーレンジャー・シリーズはアメリカで長年人気)。

戦隊モノといえば、戦士ひとりひとりがそれぞれ専用のメカを有しており、コクピットに乗り込んで個別で戦う流れが鉄則。いよいよ敵がパワーを増してピンチになると、5体が”合体”し、一体の巨大ロボットとして君臨。5人が声を合わせて必殺技の名を叫びながら敵を倒す、というのがお決まりだ。

予告編では、のっしりと立ち上がる合体ロボ、メガゾードの姿が圧巻。ここ最近のハリウッド映画って、「こんなデカい敵、どうやって戦うんだ」という”やられる側”の視点から楽しむことが多かった気がするけれど、パワーレンジャーは「こんなデカいロボットに乗って戦うぞ!覚悟しろ!」という爽快感マックスの”やる側”視点で熱くなれるのが嬉しい。ヘヴィな左ストレートをかました直後のコクピット内からの映像は臨場感たっぷりだ。

ポスター解禁

さらにこの予告編解禁に合わせ、最新ポスター画像も解禁になっている。

『パワーレンジャー』ポスター

それにしても、みんないつの間に冷めた”オトナ”になっちゃったの?この夏は、みんなで『パワーレンジャー』を観て、もう一度”ヘンシン”しよう!あの頃みたいにさ!

映画『パワーレンジャー』は2017年7月15日(土)世界を救うべく日本上陸!

公式サイト:http://www.POWER-RANGERS.jp
公式 Twitter:@PowerRangersJP #パワレン ( https://twitter.com/PowerRangersJP )
公式 Facebook: https://www.facebook.com/PRMovieJP

(c)2016 Lions Gate TM&(c) Toei & SCG P.R.

Writer

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中谷 直登Naoto Nakatani

THE RIVER創設者。代表。運営から記事執筆・取材まで。数多くのハリウッドスターにインタビューを行なっています。お問い合わせは nakatani@riverch.jp まで。

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