『パワーレンジャー』リブート版映画は、ティーンエイジャーによる『ダークナイト』?「TVシリーズとはほとんど別物だよ」

リブート版『パワーレンジャー』(2017年公開)に出演することが報じられたブライアン・クランストンが、出演オファーを引き受けた理由をハフィントン・ポストに語った。

ブライアンは『パワーレンジャー』でレンジャーたちを導くゾードン役を演じる予定。『ブレイキング・バッド』で一躍有名となった彼は、なぜ今『パワーレンジャー』への出演を決意したのだろうか?

2017年『パワーレンジャー』リブート版映画で、『ブレイキング・バッド』主演俳優が24年ぶりのシリーズ再登板!

オファーを断るつもりだった?

ブライアンはインタビュアーに対して、オファーの第一印象をこう答えている。

「正直に言って、はじめは(ゾードンの)役に気が向かなかった。バーン!ドカーン!っていう、バカげた茶番劇のテレビシリーズを思い出してね。(オファーを聞いて)『ああ、はい』って感じだったよ」

しかしその印象は、脚本を読み、プロデューサーと監督に会ったことで一変したという。

「これは『バットマン』がテレビシリーズから映画(『ダークナイト』)になったのと同じくらい大きな再創造だ。(『バットマン』の)テレビと映画を比べられないのと同じで、今回の『パワーレンジャー』もテレビシリーズとは比べられない。ほとんど別物だよ。これまで人々が受け継いできた信念はあるけど、感性や創造性、作品づくりのアプローチが完全に違うんだ」

まさかこんな人は出ませんよね? http://www.denofgeek.com/movies/the-joker/39273/the-dark-knight-the-joker-and-game-theory

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ティーンたちの『ダークナイト』

『ダークナイト』といえば、クリストファー・ノーラン監督がバットマンの世界観で「正義とは、悪とは」というテーマに切り込んだ傑作だ。そのダークなテイストは、のちのアメコミ映画にも大きな影響を与えている。

では、リブート版『パワーレンジャー』もそんなダークさを抱えたヒーロー映画になるのか……といえば、どうやらそういうわけでもなさそうだ。ブライアンはこう話している。

「『ダークナイト』ほどダークな作風になるかどうかはわからない、なぜならティーンエイジャーを扱っているからね。だから適切にいえば、リアルなティーンの毎日や高校生活、派閥・人気・イジメなど様々なできごと、子どもの不安や希望、夢……そうしたもののすべてが新しい『パワーレンジャー』には詰まってるってことだよ」

つまりリブート版『パワーレンジャー』は、単なるヒーロー映画ではなく、ティーンの青春や苦悩を描いた作品ということになりそうだ。また『ダークナイト』を引き合いに出しているあたり、それも口あたりのいい描き方ではないのかもしれない。もともと日本の「スーパー戦隊シリーズ」が原作であることを考えれば、かなり挑戦的な内容といえるだろう。

ひとつだけ危惧があるとすれば、『パワーレンジャー』が公開される2017年には『スパイダーマン:ホームカミング』もあることだ。こちらは撮影現場の写真を見るかぎり、すでにバリバリ青春映画の雰囲気を醸し出している。うっかりテイストが被ってしまった……などということにならないことを願いたい。

『スパイダーマン ホームカミング』撮影現場風景がパパラッチ

source:http://www.huffingtonpost.com/entry/bryan-cranston-power-rangers-the-dark-knight_us_577bd160e4b09b4c43c11b69

About the author

稲垣 貴俊(Takatoshi Inagaki)。THE RIVER編集部。わかりやすいことはそのままに、わかりづらいことはほんの少しだけわかりやすくしてお伝えできればと思っております。

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