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米ハズブロ、『パワーレンジャー』新作映画を進行中 ― 2017年版の続編となる模様

(c)2017 Lions Gate TM

2018年5月、人気特撮ヒーローシリーズ「パワーレンジャー」の権利を買収した米国の大手玩具メーカー・ハズブロ社が、映画『パワーレンジャー』の新作を企画していることがわかった。同社は映画や玩具、ゲームなど複数のメディアにまたがる「パワーレンジャー」の新展開を計画していることを明かしていたが、具体的な企画について公式に言及されるのは今回が初めてだ。

ライセンシング・ビジネスの業界団体LIMA(Licensing Industry Merchandiser’s Association)が発表した資料によれば、ハズブロは『パワーレンジャー』の新作映画を今後制作する見込みで、作品は2017年版『パワーレンジャー』の続編になるという。2017年版を製作したのは、当時「パワーレンジャー」の権利を有していた米サバン・エンターテインメント(サバン・ブランド)だった。したがってハズブロによる再映画化が同作の続編となるのか、はたまた早速のリブートとなるのかは不透明だったのである。今回の発表は、2017年版のファンにとって、まずは大きな朗報だ。

(c)2017 Lions Gate TM
(c)2017 Lions Gate TM&(c) Toei & SCG P.R.

THE RIVERは2017年6月時点で、2017年版のプロデューサーであるブライアン・カセンティーニ氏から続編の話題を引き出すことに成功していた。ブライアン氏がハズブロによる続編に携わるかどうかは不明だが、当時の構想によれば、続編はグリーン・レンジャーことトミー・オリバーをフィーチャーする内容になるという。

ハズブロは2019年を「パワーレンジャー」の移行期間と捉えており、同年3~4月に新商品を、また中頃までに既存の商品を米国で発売していくとのこと。ブライアン・ゴールドナーCEOによれば、その他の新商品やコンテンツは2020年以降に登場するということだ。

なお2017年版『パワーレンジャー』の出演者は、たとえばレッドレンジャー役のデイカー・モンゴメリーがドラマ「ストレンジャー・シングス 未知の世界」(2016-)の主要キャストを務めている、ピンクレンジャー役のナオミ・スコットが実写映画版『アラジン(邦題未定、原題:Aladdin)』や『チャーリーズ・エンジェル』新作映画の主要キャストに抜擢されるなど、それぞれにブレイクを果たしつつある。おそらく続編の企画は初期段階とみられるが、メインキャストが多忙になれば、再集結には少し時間を要することにもなるだろう。

映画『パワーレンジャー』ブルーレイ&DVDは発売中。

Source: LIMA
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Writer

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稲垣 貴俊Takatoshi Inagaki

「わかりやすいことはそのまま、わかりづらいことはほんの少しだけわかりやすく」を信条に、主に海外映画・ドラマについて執筆しています。THE RIVERほかウェブ媒体、劇場用プログラム、雑誌などに寄稿。国内の舞台にも携わっています。お問い合わせは inagaki@riverch.jp まで。

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