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元祖イエローレンジャー、『パワーレンジャー』映画は「すごく良かった」 ─ 新イエロー「"名乗り"やりたい」

2017年7月15日に日本公開を果たした映画『パワーレンジャー』は、日本のスーパー戦隊シリーズをベースとしたハリウッド実写大作ということで鳴り物入りで公開がされたものの、その評価は真っ二つに別れた。青春ドラマとしてのキャラクター関係の作り込みを歓迎する声も大きかった一方で、期待していたほどのヒーローアクション、とりわけオリジナルTVシリーズでお馴染みだった要素が影を潜めていたという意見も看過できないだろう。大手シネコンでの上映がひっそりと終了した今となっては、我々は『パワーレンジャー』をひと夏の思い出として振り返ることしかできない。

1995年にアメリカで放送されたオリジナル版『パワーレンジャー』で、二代目イエローレンジャーことアイーシャ・キャンベルを演じたカレン・アシュリーは近頃、ポップカルチャー系メディアAiPT!のインタビューに登場。賛否分かれた『パワーレンジャー』について尋ねられると、こう答えた。

すごく気に入りました。少し変更点もあったけど、全体で見ると素晴らしかった。私のお気に入りキャラクターはビリー(ブルーレンジャー)で、新しいキャストたちに恋をしましたね。みんな、素晴らしい仕事をしてくれました。」

アシュリーは映画『パワーレンジャー』を総括して褒め称えながらも、「チームのみんなには、おなじみの”イッツ・モーフィン・タイム”をやってほしかった」との本音も漏らしている。映画『パワーレンジャー』では、アメリカ版オリジナルTVシリーズ ─ 日本のスーパー戦隊シリーズでも同様だが ─ でお馴染みだった、ポーズを決めながらの”名乗り”や、変身時の”イッツ・モーフィン・タイム”コール、巨大ロボット”ダイノゾード”たちを呼ぶ際のコールなどは見られなかった。

(c)2017 Lions Gate TM&(c) Toei & SCG P.R.

こうした伝統芸を見たかったと望んでいるのは、TVシリーズのファンだけではない。映画『パワーレンジャー』でイエローレンジャーを演じたベッキー・Gも、日本公開前にあたる6月時点のインタビューでこう話している。

「特典映像や続編とかでもいい、どこかでオリジナルTVショーみたいに”名乗り”ができたら超最高だと思います。それから、みんなでゾードを呼ぶときは、私もポーズを決めてセイバートゥース・タイガーの名を叫びたい。

ベッキー・Gは続編でオリジナル版の踏襲を望んでいるが、現時点で続編の制作は正式にアナウンスされていない。本作プロデューサーのブライアン氏は、THE RIVERによるインタビューで続編制作について「イエス」と答えており、「続編ではグリーンレンジャーを登場させる」と語っていた。無事に続編が実現した暁には、是非ともオリジナル版の伝統が引き継がれた華やかなアクションを望みたいところだ。だって、それこそが『パワーレンジャー』なのだから…。

Source:http://www.adventuresinpoortaste.com/2017/08/15/former-yellow-ranger-karan-ashley-talks-power-rangers-her-thoughts-on-the-2017-film-and-the-order/
http://comicbook.com/movies/2017/06/26/power-rangers-becky-g-classic-intro/

Writer

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中谷 直登Naoto Nakatani

THE RIVER創設者。代表。運営から記事執筆・取材まで。数多くのハリウッドスターにインタビューを行なっています。お問い合わせは nakatani@riverch.jp まで。

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