【解説】ゴムゴム探偵のエロンゲイテッドマンがドラマ『フラッシュ』シーズン4に参戦決定!

DCコミックスには世界最高の探偵と呼ばれるバットマンだけでなく、多くの探偵がいます。チンパンジー探偵のディテクティブ・チンプ、火星から来たマーシャン・マンハンター/ジョン・ジョーンズ、探偵のような頭脳の持ち主ならば魔術の名人のジョン・コンスタンティンや天才発明家のブルービートル/テッド・コードも含まれます。

ゴムのように伸びる探偵エロンゲイテッドマン

そんな並み居るDCの探偵の中でもとりわけユニークといえるのがエロンゲイテッドマン/ラルフ・ディブニィです。翻訳では『アイデンティティ・クライシス』や『ジャスティス』で活躍しています。エロンゲイテッドマンを直訳すると”伸びる男”となり、その名の通りゴムのように手足を伸ばしたり、体を全体、部分問わずに収縮させたりします。同じくDCユニバースのヒーローであるプラスチックマンも似たような能力を持っていますが、後者は伸び縮みだけでなく、体の変形も自在にできるので、能力だけですとエロンゲイテッドマンはプラスチックマンに劣るといえます。

しかし、プラスチックマンが道化師ならばエロンゲイテッドマンは探偵であり、大変に優れた調査能力を持っており、頭脳のみで強大な悪魔を倒すといったこともしています。その頭脳はハル・ジョーダン/グリーンランタンをして”最も論理的な男”と呼ばせるに値しています。加えてユーモア溢れる愉快な性格の持ち主でもあるエロンゲイテッドマンは並ぶ者なしの愛妻家であり、妻のスゥ・ディブニィとの仲睦まじさに並ぶのはアクアマンとメラ、Mr.ミラクルとビッグ・バルダくらいのものです。エロンゲイテッドマン/ラルフ・ディブニィの口癖は“I SMELL A MYSTERY! (ミステリーの匂いだ!)”で、鼻をピノキオのように伸ばしながら言うのが特徴です。突然に鼻を伸ばす動作の不気味さからヒーロー仲間には絶不評ですが妻のスゥがこの癖を好きだということでよくやっています。

エロンゲイテッドマンはゴムの探偵なだけじゃない

エロンゲイテッドマンはジャスティスリーグ・インターナショナル(JLI)の兄弟チームであるジャスティスリーグ・ヨーロッパで活動しており、JLIの後継組織であるスーパーバディズの一員でした。そのことから映画化予定のブースターゴールドとも親しい友人です。これによってDCドラマユニバースではグリーンアロー、フラッシュ、スーパーガール、マーシャン・マンハンター、ファイアストーム、ヴィクセン、アトム、エロンゲイテッドマン、ヴァイヴ、コンスタンティン、エロンゲイテッドマンとなり、ここにマックスウェル・ロードを関わらせればDCドラマにてジャスティスリーグ・インターナショナルが結成される可能性がぐっと近づいたことになります。

エロンゲイテッドマンはスーパーバディズやブースターゴールドと深い関わりを持っており、そのことは翻訳予定の『インフィニット・クライシス』の次の超大型イベントである『52』でも描かれています。しかし、エロンゲイテッドマンは実は探偵やブースターゴールドといったボンクラヒーローの友人という側面以外にも様々な顔を持っています。

例えばエロンゲイテッドマン/ラルフ・ディブニィはトレイシー13という魔術師の女の子ヒーローを一時期世話しています。実の母を亡くした直後だったことから、トレイシー13はラルフ夫妻を実の両親同然に慕っており、エロンゲイテッドマンの口癖”I SMELL A MYSTERY! (ミステリーの匂いだ!)”もしっかり受け継いでいます。もちろん、受け継いだのは口癖だけでなく、トレイシー13はミスカトニック大学などにもコネクションのある頭脳面でも秀でた魔術師であり、新米の三代目ブルービートル/ハイメ・レイエスにとっては心強い仲間でした。

このトレイシー13は三代目ブルービートルのハイメ・レイエスと恋人関係でして、奇しくも色々あったエロンゲイテッドマンの娘と二代目ブルービートルの後継ぎが愛し合うという結果になっています。これはまさにDCユニバースの歴史の長さが成した数奇な巡り合わせであり、紆余曲折あったジャスティスリーグ・インターナショナルの魂が受け継がれていることの証拠と言えます。

2011年の世界改変イベント『フラッシュポイント』後に始まった新世界New52でもエロンゲイテッドマン/ラルフ・ディブニィは変わらず妻のスゥを誰よりも愛する愛妻家として登場しています。しかしこちらでは、シークレットシックスという、人に愛された経験がないB級ヴィランが集まったチームを取りまとめ、家族のように愛情を注ぐ人物として登場しました。New52でもゴムのように伸びる能力は変わりませんが、体を自在に膨らませることで、巨漢となり怪力キャラとしても活躍しています。ラルフ・ディブニィはブースターゴールドと言ったボンクラヒーローだけでなく、B級ヴィランにも親愛の情を向けられる優れた人格の持ち主なのです。

このようにエロンゲイテッドマンとは探偵だけでなく、多種多様な魅力を持った名探偵キャラクターと言えるでしょう。

そんなエロンゲイテッドマンがドラマ『FLASH』シーズン4にて参戦します。彼の本名ラルフ・ディブニィはシーズン1にてウェルズ博士が粒子加速器の事故による犠牲者として言及しており、兼ねてよりDCドラマユニバースのARROWバースにて存在が確実視されていました。ついに登場するエロンゲイテッドマンを演じるのはハートレー・ソーヤーになります。

Source:http://www.dccomics.com/blog/2017/07/31/breaking-news-the-elongated-man-stretches-onto-the-flash

About the author

DCコミックスと非ヒーローコミックスをメインに読んでいます。

ユーロコミックスを原語で読むのが現状の目標です。

好きなヒーローチーム:ジャスティス・リーグ・インターナショナル

好きなヒーロー:たくさんのDCヒーロー(特にキース・ギッフェンがライターを担当した時のヒーローかヴィラン)

 

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