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クリス・プラット、今度は勧善懲悪の大怪盗に? 『セイント』リブート企画の契約交渉に参加

クリス・プラット
Photo by Dick Thomas Johnson https://www.flickr.com/photos/31029865@N06/43055853052

映画『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』『ジュラシック・ワールド』シリーズのクリス・プラットが、新たなアクション映画に出演する可能性が浮上してきた。

Deadlineによれば、クリスは米パラマウント・ピクチャーズの企画している映画『セイント(邦題未定、原題:The Saint)』の出演交渉の初期段階にあるという。むろん初期段階のため、現時点ではスタジオ側との交渉が成立しない可能性も高い。

本作『セイント』は、推理作家レスリー・チャータリスの小説をロジャー・ムーア主演でテレビドラマ化した「セイント 天国野郎」(1962-1969)、ヴァル・キルマー主演の映画版『セイント』(1997)のリブート企画となる。主人公のサイモン・テンプラーは、善人からは盗まず悪人を倒す神出鬼没の大怪盗、通称「セイント」。なんでもありの凄腕怪盗にして色男が、現代に再び甦ることになるかもしれない。

現在の報道によると、『セイント』のリブート企画でプロデューサーを務めるのは、『トランスフォーマー』シリーズや『MEG ザ・モンスター』(2018)、『オンリー・ザ・ブレイブ』(2017)などのロレンツォ・ディ・ボナヴェンチュラ。ともすれば、ハリウッドきってのヒットメーカーによって『セイント』がシリーズ化される可能性もあるかもしれない。

2018年、クリスは出演が予定されていた新作映画が相次いで製作延期となった。7月には『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー Vol.3(邦題未定、原題:Guardians of the Galaxy Vol.3)』の製作がジェームズ・ガン監督の解雇によって無期限保留となったほか、翌8月には、2018年9月中旬から撮影される予定だった『カウボーイ・ニンジャ・バイキング(邦題未定、原題:Cowboy Ninja Viking)』も脚本上の問題で公開延期が決定しているのだ。
その一方で、『ボーダーライン』シリーズの脚本および『ウインド・リバー』(2018)の脚本・監督を務めたテイラー・シェリダンによる新作映画『Fast(仮題)』の出演契約に入ったことも報じられている

さて、クリス・プラット演じる勧善懲悪の大怪盗セイントを観客が見られる日は来るのだろうか? 今後の情報を楽しみにしよう。

Source: Deadline

Writer

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稲垣 貴俊Takatoshi Inagaki

「わかりやすいことはそのまま、わかりづらいことはほんの少しだけわかりやすく」を信条に、主に海外映画・ドラマについて執筆しています。THE RIVERほかウェブ媒体、劇場用プログラム、雑誌などに寄稿。国内の舞台にも携わっています。お問い合わせは inagaki@riverch.jp まで。