Menu
(0)

Search

クリス・プラット、「ターミナル・リスト」ユニバース拡大に意欲 ─ 「なるべく長く続けたい、アイデアはたくさんある」

ターミナル・リスト
©Amazon Studios

クリス・プラット主演の人気アクションドラマ「ターミナル・リスト」の前日譚となる「ターミナル・リスト ~闇の狼~」が、2025年8月27日(水)よりPrime Videoにて配信開始となる。主演のほか製作総指揮も兼任しているプラットが、今後のさらなるシリーズ拡大に意欲を示した。

本シリーズはジャック・カーの同名小説に基づき、米海軍特殊部隊(ネイビーシールズ)のジェームズ・リース少佐(クリス・プラット)の孤独な戦いを描くアクション・スリラー。前日譚の「闇の狼」はシーズン1の5年前を舞台に、リースの盟友ベン・エドワーズ(テイラー・キッチュ)がネイビーシールズからCIAに移籍する経緯を描き、現在撮影中のシーズン2は続編小説『トゥルー・ビリーバー ターミナル・リスト2』が原作だという。

「闇の狼」でもメインキャストのひとりとして登場し、プロデュース業にも駆け回ったプラットは、米Screen Rantの質問にて「さらなるキャラクター、さらなる時系列の物語を描くことに興味はありますか?」と尋ねられ、「もちろん」と即答した。

「(『ターミナル・リスト』を)なるべく長く続けたいと思います。あらゆるキャラクターでスピンオフをやるアイデアはたくさんあるんです。ジャック・カーは非常に多作で、これまでに7冊を出版し、新たな主人公トム・リースを描く『Cry Havoc(原題)』ももうすぐ出版されます。だから『Cry Havoc』シリーズ化の話や、『闇の狼』『ターミナル・リスト』の新シーズンの話もあります。」

今回の主演を務めたキッチュは、「クリスの情熱なくして『闇の狼』はなかった」と称える。「シリーズを始めるのにひとつ、ここまで来るのにもうひとつ、とんでもない苦労だと思います。本当に素晴らしいことです」。

プラットが心を打たれたのは、ショーランナーのデヴィッド・ディジリオのもと、脚本やプロデュース、撮影などあらゆる局面に元軍人が参加していることだ。「専門知識や仕事への姿勢、根性──彼らが稀有な存在である理由が映画やテレビの世界で活きている。彼らが芸術を通じて自分を表現できるのは素晴らしい」と語り、そのリアリティが視聴者の心をつかんだのだと分析する。

「“アメリカや世界中の観客みんなに好かれたい、商業的で誰もが気に入るものに”という発想ではなく、“特殊部隊の隊員のために作るんだ、全員に気に入られなくてもいい”という姿勢。その本物志向がシリーズを特別なものにし、想定していたよりも多くの人々に届いたんだと思います。」

「ターミナル・リスト」シリーズについて、プラットは「こんなテレビ作品はほかにない。これからも続けていきたい」と強調する。「ジャック・カーの映像版ユニバースをさらに拡大し、すべてをつなぎあわせて、特別なものを作りたいと思っています」。

ドラマ「ターミナル・リスト ~闇の狼~」は、2025年8月27日(水)よりPrime Videoにて独占配信開始。

Source: Screen Rant

Writer

アバター画像
稲垣 貴俊Takatoshi Inagaki

「わかりやすいことはそのまま、わかりづらいことはほんの少しだけわかりやすく」を信条に、主に海外映画・ドラマについて執筆しています。THE RIVERほかウェブ媒体、劇場用プログラム、雑誌などに寄稿。国内の舞台にも携わっています。お問い合わせは inagaki@riverch.jp まで。

Ranking

Daily

Weekly

Monthly