『プレデター:バッドランド』主人公プレデターは『マッドマックス』風 ─ 「無口でぶっきらぼう、単刀直入な性格」

『プレデター』シリーズ最新作『プレデター:バッドランド』は、新たにプレデターが応援すべき主人公として描かれるというアプローチを取る。監督のダン・トラクテンバーグが英Empireに語ったところによれば、このプレデターには参考にした先行キャラクターがいるようだ。
『プレデター:バッドランド』に登場するのは、荒野を旅するマント姿のプレデター。彼はヤウージャ族のデクという個体で、プレデターたちの中では「ちびっ子」扱いされる存在だという。
トラクテンバーグ監督はデクについて、『コナン・ザ・バーバリアン』の主人公コナンや『マッドマックス』のマックスのような、無口なアウトサイダータイプのキャラクターだと紹介。「彼は口数が少なく、かなりぶっきらぼうです。単刀直入な性格。文字通りの意味でも、比喩的にも」と説明している。
アーノルド・シュワルツェネッガーやジェイソン・モモアのコナン、メル・ギブソンやトム・ハーディのマックスは、口数の少ない無骨な性格で大きなインパクトを残したストイックなヒーローたちだ。プレデターはもともとお喋りなクリーチャーではないが、「単刀直入な性格」というのがその描写を想像させる。
監督のトラクテンバーグは『プレデター:ザ・プレイ』(2022)『プレデター:最凶頂上決戦』(2025)と続け、プレデター作品を専門的に手がけている。本作ではプレデターを応援してもらう狙いがある。「ほとんどのSF世界で、“クリーチャー”は悪役か相棒です。本作では、“クリーチャーが自分の目線でクレイジなーミッションに挑んだら?”を描きます」とコンセプトを説明した。
なお、トラクテンバーグはこの『バッドランド』の他にも『プレデター』新企画を準備中。「まだ誰もこういうSFをやっていない。まだ誰もこんなプレデターを作ってない」という野心的なものになるという。
『プレデター:バッドランド』は2025年11月7日に日米同時公開。
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Source:Empire