リブート版「プリズン・ブレイク」、「10年前の事件」がカギ?新キャスト発表にヒント

大ヒット脱獄ドラマ「プリズン・ブレイク」のリブート版より、新キャスト4名が加わることが明らかになった。それぞれのキャラクター設定から、登場人物の関係性やストーリー展開のヒントを得られそうだ。米Varietyが報じている。
日本でも大きな反響を呼んだ「プリズン・ブレイク」では、天才的な頭脳を持つマイケル・スコフィールド(ウェントワース・ミラー)。彼は、無実の罪で死刑を宣告された兄リンカーン・バローズ(ドミニク・パーセル)を救うべく、自ら刑務所に入り、綿密に練られた脱獄計画を実行するというストーリーが描かれた。2005年から2009年にかけてシーズン4まで展開され、2017年には続編となるシーズン5が放送されている。
新シリーズでは、本家と同じ世界観を舞台にしながらも、新キャラクターが登場して新たなストーリーが展開される。マイケルとリンカーンは登場しない見込みだ。現時点で、詳しいあらすじは明かされていない。
このたび新たに発表されたのは、10年前の殺人事件を捜査する私立探偵ジョー・ダール役に『フォードvsフェラーリ』(2019)『この茫漠たる荒野で』(2020)などのレイ・マッキノン、アメリカ有数の危険な刑務所のジェシカ・ストランド所長役に『マザーズ・デイ』(2016)『コカイン・ベア』(2022)のマーゴ・マーティンデイル。続いて、家族を亡くして悲嘆に暮れる父親ホルト・キーン役に『侵入者 消された叫び声』(2015)『バイオハザード:ウェルカム・トゥ・ラクーンシティ』(2021)のドナル・ローグ、真実の探求に身を捧げる母親キャロル・マレン役に『死霊館』(2013)『心のカルテ』(2017)のリリー・テイラーがキャストに名を連ねる。
ポイントとなりそうなのは「10年前の殺人事件」だ。すでに発表されているレギュラーキャラクターとして、「10年前に収監された、アメリカで最も凶悪な刑務所の囚人」というものが予告されている。また、「数十年前に起きた壊滅的な脱獄事件の唯一の生存者」というキャラクターも登場。これが本家シリーズで描かれた出来事に繋がるかは不明だが、時を超えたスリリングで壮大な物語が描かれることになりそうだ。
そのほかキャシディ・コリンズ役に『レモニー・スニケットの世にも不幸せな物語』(2004)のエミリー・ブラウニング、ジャクソン役に『ロードハウス 孤独の街』(2024)のルーカス・ゲイジ、トミー役に「ウィンチェスターズ」のドレイク・ロジャーが決定している。
リブート版のショーランナーは、「マヤンズ M.C. ~サンズ・オブ・アナーキー外伝~」(2018‐2023)のエルギン・ジェームズ。製作総指揮にはジェームズ、「プリズン・ブレイク」のクリエイターであるポール・シェアリング、プロデューサーのドーン・オルムステッド、マーティ・アデルスタイン、ニール・モリッツが名を連ねる。
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Source:Variety
Text:Hollywood、中谷直登