ついにヴァイパー・プローブ・ドロイド型ドローンが登場!『スター・ウォーズ』ドローン最新情報
『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』(Rogue One: A Star Wars Story)』に続き、後に控える新作のアナザーストーリー情報にも徐々に拍車がかかってきている今日この頃、皆さん、毎日朝夕に欠かさず、『スター・ウォーズ』(Star Wars)観返してますか?
ぼくは毎日ではないが、時々晩酌時に、観返している。酔っ払うとついうっかり、観返している。回数にして一番観ているのは、『スター・ウォーズ エピソード5/帝国の逆襲』(Star Wars Episode V: The Empire Strikes Back)あたりだと思う、たぶん。

そんなわけで、今回は『帝国の逆襲』に登場する、あるドロイドの話に触れたい。
まあ『帝国の逆襲』に限らず、スター・ウォーズには様々なドロイドが登場している。「スター・ウォーズに出てくるキャラクターで、どれが一番好き?」という問答は、世界中で日夜繰り広げられているだろうけれど、全キャラクター括りだと多すぎてなかなか選ぶのは困難である。その為おそらくは、「スター・ウォーズに出てくるドロイドの中で、どれが一番好き?」という少しだけ範囲を狭めた形式も必ずやあるだろうと思う。
それでもずいぶん選択の幅がありすぎて、なかなか困ってしまうのだが、ぼくはと言えば、『帝国の逆襲』に登場する「ヴァイパー・プローブ・ドロイド」(Viper probe droid)がわりと好きである。あのクール過ぎるメカニカルな造形、劇中での説明は少ないが、パッと見るだけでも完全に多機能であることが伺えるヴィジュアルが、その簡潔な理由である。多機能というものの魅力に弱い人は多いはずである。

ヴァイパー・プローブ・ドロイドは通称プロボット(probot)とも呼ばれ、アラキッド・インダストリーズ社(Arakyd Industries)製の深宇宙探索、および偵察用プローブ・ドロイドである。ちなみにヴァイパー・モデルは、ギャラロイ・インダストリーズ社のプローブ・ドロイドを元に改良した機種だそうであり、その製造には、クローン大戦中にアラキッド・インダストリーズ社によって買収されたヴァイパー・センサー・インテリジェンス・システムズ社の働きによるところが極めて大きいと言われている。
このプロボットは通常、小型のハイパードライブ・ポッドに収容された状態で大型艦船から発射される。そして目的地に到着するとポッドから放出され、リパルサーリフトと推進装置により、劇中でも描かれているようにあらゆる地形を移動することができる。最高速度は時速40キロメートルにまで達するという。
そして注目の多機能に関してだが、探索中には聴覚センサー、電磁波センサー、移動体センサー、地震センサー、嗅覚センサーなどを駆使し、周囲のあらゆる兆候を探知可能である。搭載装置には、光学カメラ、映像拡大機、赤外線スコープ、磁気映像化装置、レーダー受信機、音波受信機、放射線測定器などがあり、4本ある操作アームと高トルク捕捉アームによって、探索地における物質の採集も可能である。センサー類は本体内部に収縮することが可能で、また各センサーを伸張することにより、対象物を詳細に探査することも可能となっている。

この多機能具合を考えると、『スター・ウォーズ』愛好家の中にも必ず、このプロボットのファンは多いはずだと憶測する。
そんな折、なんとこのプロボット型のドローンを自作して、実際に部屋の中の探索に使用している衝撃の映像を発見したので、ぜひご覧いただきたい。
[youtube https://www.youtube.com/watch?v=r_9snOF7WHg&w=560&h=315]
このajw61185さんは、どうやら様々なスター・ウォーズ仕様のドローンを自作し続けているようであり、4週間から6週間にひとつは新たなドローンを制作しているということなので、なかなか意欲的である。

そして映像の途中からトーントーンに乗った本人登場、プロボットを見つめるあの目の鋭さからいって、完全にスター・ウォーズ狂に間違いない。以下、彼のYouTubeのチャンネルにはその他にも様々なドローン映像があり、今後も増えていくようなので、興味のある方はチェックして頂きたい。
https://www.youtube.com/user/ajw61185
製品版としてリリースを控えているスター・ウォーズ仕様のドローンに関しては、以前にもこの「THE RIVER」にてご紹介させていただいているが、やはり真の『スター・ウォーズ』愛好家としては、自作してなんぼの世界なのであろう。
ちなみに、『スター・ウォーズ エピソード1/ファントム・メナス』(Star Wars Episode I: The Phantom Menace)において、ダース・モールが放っていた「DRK-1プローブ」(DRK-1 probe)も、個人的にはすごく好きなドロイドのひとつなので、そのあたりのドローンを制作して飛び回らせて欲しいなあと切に願っている。
あれは別名シス・プローブ・ドロイド(Sith probe droid)、あるいはシス・シーカー(Sith seeker)ともいい、シスが独自に使用しているプローブ・ドロイドだということである。
ドロイドの話をしだすと終わりがなくなるので、このあたりで。