『パシフィック・リム:アップライジング』前作キャラが複数カメオ登場する計画あった ― 『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』監督も

人気作品『パシフィック・リム』(2013)の続編にして、前作を手がけたギレルモ・デル・トロ監督とは異なるアプローチでKAIJU vs イェーガーを描破した映画『パシフィック・リム:アップライジング』。
実は本作には、前作に登場したキャラクターを複数カメオ登場させる計画があったという。残念ながら実現しなかったようだが、その経緯をスティーヴン・S・デナイト監督が米ScreenRantに語っていた。
ハンニバル・チャウ、ハーク・ハンセン、テンドー・チョイ
『パシフィック・リム:アップライジング』は、当初前作の主人公であるローリー・ベケットを軸とするストーリーが構想されていた。これはチャーリー・ハナムのスケジュールが合わなかったことで叶わなかったわけだが、同じくスケジュールの都合で登場を見送られたキャラクターがいたのである。『ヘルボーイ』シリーズで知られるロン・パールマンが演じた、闇の商人ハンニバル・チャウだ。
「ロン・パールマンのカメオ出演シーンを実際に書いていたんですよ。でもスケジュールがうまくいかなくて。」
こう述べるスティーヴン監督は、さらなるカメオ出演者の構想を次々に明かしている。
「前作には素晴らしいキャラクターがたくさん出てきますよね。(続編にも)マックス・マーティーニ演じるハーク・ハンセンを出したかった。ある時期はとてもいい役だったんですが、ストーリーを変えなきゃいけなくなったんです。[中略]テンドー・チョイ(クリフトン・コリンズ・Jr.)も再登場させたかったですね。本当は、(前作の)キャラクターを全員ちょっとずつ登場させようとしていたんですよ。そうすると映画がすごく長くなっちゃうので、泣く泣くやめたんです。」
こう語る言葉からは、続編でメガホンを取った監督自身が前作の大ファンであることがうかがえるだろう。もし前作のキャラクターが全員出てきていたら、一体『パシフィック・リム:アップライジング』はどんな映画になっていたのか……?
『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』監督、出番カットされていた
そんな中、本作へのカメオ出演シーンを撮影しながら、完成版で出番をカットされてしまった人物がいる。マーベル映画『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』シリーズを手がけるジェームズ・ガン監督だ。DJ役で登場する予定だったらしい監督は、共演していたと思われる女優ジェニファー・ホランドとの2ショット写真をTwitterに投稿している。
Congrats to @stevendeknight on the Number One movie this weekend, #PacificRimUprising! Here’s a shot of me & @JennLholland from the scene we shot for it (yes, really). I’m sure they deleted it because they want to spin off my marvelous DJ dancing into its own movie! pic.twitter.com/TZxCkoboQk
— James Gunn (@JamesGunn) 2018年3月26日
「僕たちの撮影したシーン(本当に撮りました)から、僕とジェニファー・ホランドの写真です。カットされたのは、僕の演じた最高のDJが主人公のスピンオフ映画を作りたがってるからだと思います。」
映画『パシフィック・リム:アップライジング』は2018年4月13日より全国の映画館にて公開中。
『パシフィック・リム:アップライジング』公式サイト:http://pacificrim.jp/
Source: SR(1, 2), James Gunn
©Legendary Pictures/Universal Pictures.