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『パシフィック・リム:アップライジング』謎の漆黒イェーガー、オブシディアン・フューリーはデル・トロのアイデア、監督明かす

パシフィック・リム:アップライジング
©Legendary Pictures/Universal Pictures.

映画『パシフィック・リム:アップライジング』に登場する、正体不明の黒いイェーガー、オブシディアン・フューリー。この機体にまつわるちょっとした裏話を、監督のスティーヴン・S・デナイト監督がTHE RIVERのインタビューで教えてくれた。

注意

この記事には、『パシフィック・リム:アップライジング』の内容が含まれています。

『パシフィック・リム:アップライジング』ジョン・ボイエガとスティーヴン・S・デナイト監督インタビュー
©THE RIVER

『パシフィック・リム:アップライジング』劇中で謎に包まれた史上最恐のイェーガーとして登場するのが、漆黒の機体を持つオブシディアン・フューリーだ。中国の天才美女科学者リーウェン・シャオが開発したドローン・イェーガーの承認を問うシドニーでの会議を狙って奇襲を仕掛けた。

本作を手がけたスティーヴン・S・デナイト監督がTHE RIVERに向けて明かしたところによると、このオブシディアン・フューリーは、前作のギレルモ・デル・トロ監督によるアイデアだったという。さらに監督は、オブシディアン・フューリーという名に落ち着くまでの裏話まで教えてくれた。

「オブシディアン・フューリーは、もともとは”ブラック・マリア”、次に”ブラック・マライア”という名前だったんです。僕はこっちが気に入ってたんですけど、マーベル・コミックの有名なヴィランの名で既に使われているということで、変更になったんですよ。

マーベル・コミックにおけるブラック・マライアとは、原作コミックでは「ルーク・ケイジ」に登場する犯罪集団の巨漢黒人女性ボスのこと。Netflixドラマ「ルーク・ケイジ」ではコミックの設定を変え、汚職にまみれた女性議員マライア・ディラードとして登場。保身と欲望のために次第に裏のヴィランとしての顔を深めていた。

Marvel ルーク・ケイジ
ドラマ「Marvel ルーク・ケイジ」のマライア・ディラード。Myles Aronowitz/Netflix

『パシフィック・リム:アップライジング』でもともと希望されていた「ブラック・マライア」の名は、このキャラクターの名称と被ってしまうために、権利の都合上断念したということだ。ちなみに「オブシディアン・フューリー」の名は、Obsidian=黒曜石、Fury=憤激の意味を持つ。『新世紀エヴァンゲリオン』をも思わせる意外な変貌に驚いた方も多いのでは。

『パシフィック・リム:アップライジング』公式サイト:http://pacificrim.jp/

Writer

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中谷 直登Naoto Nakatani

THE RIVER創設者。代表。運営から記事執筆・取材まで。数多くのハリウッドスターにインタビューを行なっています。お問い合わせは nakatani@riverch.jp まで。

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