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『パシフィック・リム:アップライジング』監督、続編計画は「何も聞いていない」 ― 製作希望の意志示す

パシフィック・リム:アップライジング
©Legendary Pictures/Universal Pictures.

2013年公開、ギレルモ・デル・トロ監督が「ロボット vs 怪獣」を描き切ったハリウッド発特撮映画の金字塔『パシフィック・リム』。その5年越しの続編となったのが、前作からアプローチを大きく変更した『パシフィック・リム:アップライジング』だ。
二度目の激突から数ヶ月が経った今、今後イェーガーとKAIJUが再びスクリーンに現れる計画はあるのだろうか? 米CinemaBlendは、続編を手がけたスティーヴン・S・デナイト監督に直撃している。

『パシフィック・リム:アップライジング』ジョン・ボイエガとスティーヴン・S・デナイト監督インタビュー
スティーヴン・S・デナイト監督 ©THE RIVER

『パシフィック・リム:アップライジング』の続編、すなわち『パシフィック・リム』シリーズ第3作の計画は存在するのか…。この問いかけに対して、スティーヴン監督は「質問する相手が違いますよ…僕が決められることではないですから」と応じている。

「(シリーズ第3作については)何も聞いていません。スタジオの幹部や、お金の計算をする人たち次第ですね。もちろん僕は――僕が撮るにせよ、そうでないにせよ――3作目があってほしいと思っています。僕は今後のスケジュールが決まり始めているんですが、(続編は)観てみたいですね。あのシリーズは完結させるべきですよ。」

このようにスティーヴン監督は、あくまでシリーズの継続を希望しながらも、その動向については何も知らないことを強調する。ちなみに監督は『アップライジング』の興行成績について、「十分に稼げたかどうかは知りません、ずいぶん前に興行成績は見ないようにしました。そういうことは管轄外なので」と断言。あくまで自分の仕事は映画を作ることなのだと割り切る姿勢を示している。

ところで前作『アップライジング』は、脚本の執筆段階まで、第1作の主人公であるローリー・ベケット(チャーリー・ハナム)を中心とする物語として構想されていたことで知られている。しかしチャーリーのスケジュールが合わなかったため、急遽ジェイク・ペントコスト(ジョン・ボイエガ)を主人公に据えて再執筆されたそうだ。米Comicbook.comのインタビューにて、スティーヴン監督はローリーのカムバックに期待を寄せている。

3作目ではローリーを見たいですね。僕はチャーリー・ハナムが大好きですよ、最高の男ですから。(『アップライジング』では)彼に加わってもらえなくてすごく残念に思っています。」

映画『パシフィック・リム:アップライジング』は2018年4月13日より全国の映画館にて公開された。

『パシフィック・リム:アップライジング』公式サイト:http://pacificrim.jp/

Sources: CB, Comicbook.com
©Legendary Pictures/Universal Pictures.

Writer

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稲垣 貴俊Takatoshi Inagaki

「わかりやすいことはそのまま、わかりづらいことはほんの少しだけわかりやすく」を信条に、主に海外映画・ドラマについて執筆しています。THE RIVERほかウェブ媒体、劇場用プログラム、雑誌などに寄稿。国内の舞台にも携わっています。お問い合わせは inagaki@riverch.jp まで。