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PS4ゲーム『スパイダーマン』は「マーベル・ゲーム界の『アイアンマン』に」 ― 開発者が製作の思い明かす

Marvel's Spider-Man(スパイダーマン)PS4ゲーム
© 2018 MARVEL ©Sony Interactive Entertainment LLC. Developed by Insomniac Games, Inc.

2018年9月7日(金)に発売されたスパイダーマンの最新ゲーム、PS4®用ソフトウェア『Marvel’s Spider-Man』は世界各国で優れたセールスを記録、発売後3日間で世界累計330万本を販売してPlayStation®史上最高記録を樹立した。プレイヤーやメディアからの評価も極めて高く、早くもSNS上では続編を求める声や、「ほかのヒーローもゲーム化してほしい」との要望が相次いでいる。

開発を担当した米Insomniac Gamesにとって、こうした反応はまさに「願ったり叶ったり」だっただろう。本作のクリエイティブ・ディレクターを務めたブライアン・インティハー氏は、かつてマーベル・シネマティック・ユニバース『アイアンマン』(2008)が形づくり、切り拓いていったように、『Marvel’s Spider-Man』を“マーベル・ゲーム界の『アイアンマン』”にしたかったと話しているのだ。

Marvel's Spider-Man(スパイダーマン)PS4ゲーム
© 2018 MARVEL ©Sony Interactive Entertainment LLC. Developed by Insomniac Games, Inc.

米Kinda Funny Gamesのビデオポッドキャストに登場したブライアン氏は、『Marvel’s Spider-Man』製作中の思いを語っている。

「ちょっと面白い話なんですけど、マーベルとは“この作品は『アイアンマン』だ、ここから始まるんだ”という話を何度もしていました。早いうちから、これは『アイアンマン』だから失敗できないと。僕たち(Insomniac Games)にとっても、マーベルにとっても、ソニーにとっても大きな作品です。PlayStationも大きなリスクを背負っている。だから毎日、このゲームを『アイアンマン』にしなきゃいけないと思っていましたね。」

マーベルのゲーム部門でエグゼクティブ・クリエイティブ・ディレクターを務めるビル・ロスマン氏も、この発言について「まさしくそのように捉えていた」と反応している。そして「マーベル・シネマティック・ユニバースが初めてヒットした時のように、『Marvel’s Spider-Man』はマーベル・コンソール・ゲームの新時代の幕開けだ」と。

以前のインタビューにて、ブライアン氏は続編について「(今のところ)お知らせすることは何もありません」と述べつつ、今後配信される追加ストーリーDLC「摩天楼は眠らない」などを含めて「とにかく遊び続けてほしい」と話していた。空前のセールスと評価で話題をさらった本作、この人気が続けばきっと新作が実現するはず…!

PS4®用ソフトウェア『Marvel’s Spider-Man』は2018年9月7日(金)より発売中。作品内容や商品情報、追加ストーリーDLC「摩天楼は眠らない」の詳細については以下公式サイトをご覧いただきたい。

『Marvel’s Spider-Man』公式サイト:https://www.jp.playstation.com/games/marvels-spider-man/

Sources: Kinda Funny Games, Bill Roseman, Comicbook.com

Writer

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稲垣 貴俊Takatoshi Inagaki

「わかりやすいことはそのまま、わかりづらいことはほんの少しだけわかりやすく」を信条に、主に海外映画・ドラマについて執筆しています。THE RIVERほかウェブ媒体、劇場用プログラム、雑誌などに寄稿。国内の舞台にも携わっています。お問い合わせは inagaki@riverch.jp まで。