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『パルプ・フィクション』キャストが再集結 ─ 30周年イベントでトークセッション、「シネマを一変させた」とユマ・サーマン

パルプ・フィクション
Billy Bennight/AdMedia/Newscom/Zeta Image

クエンティン・タランティーノ監督代表作の一つ、『パルプ・フィクション』(1994)が誕生30周年を迎え、米ロサンゼルスにあるグローマンズ・チャイニーズ・シアターでは特別上映会が実施。イベント会場では、ユマ・サーマン、ジョン・トラボルタ、サミュエル・L・ジャクソン、ハーヴェイ・カイテルの4人のキャストが再会を果たした。

タランティーノ長編監督2作目となる『パルプ・フィクション』は、強盗を企てるカップルやギャングのボスの妻の世話を頼まれた殺し屋、落ち目のボクサーといった強烈なキャラクターたちの物語を時間軸を交錯させながら描いたバイオレンス・アクション。アカデミー賞で7部門にノミネートされ、タランティーノは脚本賞を受賞。カンヌ国際映画祭では最高賞にあたるパルム・ドールを勝ち取った。

現地時間4月18日に開催された『パルプ・フィクション』再上映イベントでは、トラボルタはじめ上述4人のキャストがレッドカーペットで集合し、再会を楽しんだ模様。会場には、ブッチ・クーリッジ役を演じたブルース・ウィリスの妻であるエマ・ヘミングとタルーラ・ウィリスも駆けつけた。

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上映前には、キャストたちによるトークセッションも行われ、トラボルタやジャクソンはタランティーノから役をオファーされた日のことを振り返った。サーマンは『パルプ・フィクション』の功績について語り、「シネマを一変させたのですから、それを沈ませることは難しいです。人生を通して、私はこの作品との美しい関係を進化させていったように感じます」とコメントした。

『パルプ・フィクション』出演キャストの再会は近年でも見られ、2020年にはトラボルタとジャクソンが米企業のホリデーコマーシャルで共演。2022年にはトラボルタとブルース・ウィリスが『パルプ・フィクション』ぶりに共演し話題となった映画『オペレーション・ゴールド』が公開された。

ちなみに映画監督の引退が迫っているタランティーノは現在、引退作の構想練り直しを行っているところ。先日、長編監督10作目として進めていたブラッド・ピット主演の『The Movie Critic(原題)』の製作が中止となったことが判明していた。新たな企画では、『パルプ・フィクション』キャストたちの参加にも期待したい。

Source:THR

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SawadyYOSHINORI SAWADA

THE RIVER編集部。宇宙、アウトドア、ダンスと多趣味ですが、一番はやはり映画。 "Old is New"という言葉の表すような新鮮且つ謙虚な姿勢を心構えに物書きをしています。 宜しくお願い致します。ご連絡はsawada@riverch.jpまで。

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