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Netflix「パニッシャー」シーズン2、ヴィランは「オルタナ右翼」 ─ カレン・ペイジ再登場など新情報が判明

©THE RIVER

Netflixオリジナルシリーズ「Marvel パニッシャー」シーズン2のストーリーやキャラクターに関する新情報が明らかになった。米Colliderが撮影現場で取材した情報を伝えている。

新たなヴィランは「オルタナ右翼」

ドラマ「パニッシャー」では、主人公フランク・キャッスル/パニッシャーを主人公に、激しいバイオレンス・アクションとともにシリアスかつハードな物語が展開する。ショーランナーのスティーブ・ライトフット氏によると、シーズン2のテーマは「フランク・キャッスルがパニッシャーであることを真に引き受けること」。物語はニューヨークではなく、フランクがアメリカを旅しているところから始まるという。

「パニッシャー」シーズン2には、前シーズンのヴィランであったビリー・ルッソ/ジグソウも引き続き登場。その一方で、フランクの前には新たなヴィランが現れることも判明した。名前はジョン・ピルグリム、演じるのはドラマ「ザ・シューター」(2016-2018)のジョシュ・スチュワートだ。

まだ謎に包まれているジョン・ピルグリムは、暗い過去を持ち、キリスト教根本主義に自らを捧げた男だという。スチュワートは自身の役柄について「キリスト教根本主義者で、過激かつ暴力的な一面があったんですが、その部分は深くに葬り去られている。その完全に失われた側面が、再び現れてくるんです」と述べている。

そしてスチュワートは、ピルグリムという人物を「オルタナ右翼」という言葉でも説明した。ドナルド・トランプ米大統領の就任前後からよく聞かれるようになったこの思想は、アメリカで主流となった保守思想の新たな形(オルタナティブ)として登場したもの。厳密に思想を定義することはできず、反多様性や反フェミニズム、反ポリティカル・コレクトネスといった特徴で語られることが多い。こうした時事性や政治性が、シーズン2では物語の核になるのだろうか。

詐欺師の少女、そして再登場キャストも

「パニッシャー」シーズン2には、新ヴィランのジョン・ピルグリムにも深く関わっているであろう新キャラクターとして、エイミーという詐欺師のティーンエイジャーも登場。「13の理由」シーズン1(2017)などの新鋭女優ジョージア・ウィガムが演じる。エイミーは何者かに追われる身で、自身の抱えるトラブルがフランク・キャッスルに関わっていく展開なのだとか。

また前シーズンに続き、本作には「Marvel デアデビル」(2015-)からカレン・ペイジ役のデボラ・アン・ウォールも再登場する。フランクとの関係性は、物語にとって今回も重要な役割を負っているという。ちなみにビリー・ルッソ/ジグソウのセラピスト、クリスタ役で「SUPERGIRL/スーパーガール」(2015-)のフロリアナ・リマも新たに参加。充実の女性キャストが作品に厚みを加えることになりそうだ。

年が明けて2019年に入ると、ファン待望のシーズン2配信日も近いはず。具体的な配信開始日は明らかになっていないが、果たして?

Netflixオリジナルシリーズ「Marvel パニッシャー」シーズン2は2019年1月に全世界独占配信。シーズン1は配信中。
配信ページ:https://www.netflix.com/title/80117498

Source: Collider

Writer

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稲垣 貴俊Takatoshi Inagaki

「わかりやすいことはそのまま、わかりづらいことはほんの少しだけわかりやすく」を信条に、主に海外映画・ドラマについて執筆しています。THE RIVERほかウェブ媒体、劇場用プログラム、雑誌などに寄稿。国内の舞台にも携わっています。お問い合わせは inagaki@riverch.jp まで。

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