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『スパイダーマン:スパイダーバース』監督、シュレック『長ぐつをはいたネコ』続編映画に就任

スパイダーマン:スパイダーバース
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第91回(2019年)アカデミー賞にて長編アニメーション賞を受賞した『スパイダーマン:スパイダーバース』のボブ・ペルシケッティ監督が、人気アニメ『シュレック』シリーズのスピンオフ『長ぐつをはいたネコ』(2011)続編映画に監督として就任した。米Deadlineなどが報じている。

『スパイダーマン:スパイダーバース』はアカデミー賞をはじめ、ゴールデングローブ賞や“アニメ界のアカデミー賞”ともいわれるアニー賞など数々の映画賞に輝いてきた。「スパイダーマン映画史上最高傑作」、時には「ヒーロー映画最高傑作」とまで評される本作を生み出したのが、製作総指揮のフィル・ロード&クリス・ミラー、そして監督を務めたボブ・ペルシケッティ&ピーター・ラムジー&ロドニー・ロスマンである。

監督チームのトップクレジットとして『スパイダーバース』を牽引したボブ監督は、1997年にディズニー・アニメーション・スタジオでキャリアをスタートさせた熟練者。『リトルプリンス 星の王子さまと私』(2015)で脚本を執筆したほか、『シュレック2』(2004)や『モンスターVSエイリアン』(2009)でストーリーボード(絵コンテ)を担当。前作である『長ぐつをはいたネコ』ではヘッド・オブ・ストーリー(Head of Story)として、ストーリーボード・チームを統括する役職を務めていた。今もっとも気を吐くクリエイターのひとりが、人気シリーズに新たな風を吹かせることになりそうだ。

シュレック
『シュレック』© Paramount Pictures 写真:ゼータ イメージ

『シュレック』シリーズと『長ぐつをはいたネコ』については、2018年11月に、『怪盗グルー』シリーズや『ミニオンズ』(2015)の米イルミネーション・エンターテインメントによってリブートされることが報じられていた。2019年2月27日現在、ボブ監督が就任したのは「続編」として伝えられているが、詳細は続報を待ちたい。なお『長ぐつをはいたネコ』続編では、イルミネーションのクリス・メレダンドリ社長の代理という形で、前作のプロデューサーであるラティファ・ワウが企画開発を指揮するという。

『長ぐつをはいたネコ』には、主演のアントニオ・バンデラスをはじめ、サルマ・ハエック、ザック・ガリフィアナキス、ビリー・ボブ・ソーントンといった豪華ボイスキャストが出演していた。現時点で続編に声優陣が復帰するかどうかは不明だが、リブート報道当時、クリス社長は声優陣を再集結させる意向を示している。なお、本作の劇場公開時期は発表されていない。

映画『スパイダーマン:スパイダーバース』は、2019年3月1日(金)・2日(土)・3日(日) IMAX先行上映。2019年3月8日(金)より全国ロードショー

『スパイダーマン:スパイダーバース』公式サイト:http://www.spider-verse.jp/

Source: Deadline

Writer

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稲垣 貴俊Takatoshi Inagaki

「わかりやすいことはそのまま、わかりづらいことはほんの少しだけわかりやすく」を信条に、主に海外映画・ドラマについて執筆しています。THE RIVERほかウェブ媒体、劇場用プログラム、雑誌などに寄稿。国内の舞台にも携わっています。お問い合わせは inagaki@riverch.jp まで。

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