『007』プロデューサー、『慰めの報酬』を「誇りに思っている」─ 批評家からは厳しい評価も

『007』シリーズ最新作、『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』が度重なる延期を経てついに公開された現在、ダニエル・クレイグがジェームズ・ボンド役を演じた過去作に再び注目が集まっている。そのひとつが、『007 慰めの報酬』(2008)だ。
この記事には、『007 カジノロワイヤル』のネタバレが含まれています。
『007 慰めの報酬』は、ファンをはじめ、世界各国の批評家から手厳しい評価が下されてしまった。それはダニエル・クレイグがジェームズ・ボンド役を初めて演じた映画、『007 カジノ・ロワイヤル』(2006)がシリーズの中で最も高く評価された作品のひとつだったからというのも要因としてあるだろう。ジェームズ・ボンドの3代目俳優として知られる、ロジャー・ムーアもまた本作について、「長くてまとまりのないコマーシャルみたいだった」とコメントしていた。
しかし、『007』シリーズのプロデューサーであるバーバラ・ブロッコリは、本作に対する後悔は一切ないのだという。Slash Filmのインタビューにてブロッコリは「この映画のことをとても誇りに思っています。ボンドの進化が見られる作品のひとつでしょう」と称賛している。『007 カジノ・ロワイヤル』のラストでは、ヴェスパーというジェームズ・ボンドが心の底から愛した女性が殺されてしまった。そのヴェスパーを裏で操っていた者への復讐を描いたのが本作なのである。
「『カジノ・ロワイヤル』の後、彼が感情を閉ざしてしまったとき、彼が次にすべきことは復讐に向かうことだったのです。あの映画の物語は、復讐とは空虚な挑戦であるということを伝えたかったのだと思います。復讐しても何も得ることは出来ません。だから、このキャラクターにおける進化の歴史の中では、非常に重要な作品だったと言えるでしょう。」
ダニエル・クレイグによるジェームズ・ボンド映画を確立させる一本だったというわけだ。ブロッコリは最後にも「とても誇りに思っています」とあらためて作品を讃えている。クレイグによるボンド映画の集大成が観られる最終作、『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』は絶賛公開中だ。
▼『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』の記事

『007』新作監督、実は『デューン』に疲れていた?「強力なロケットが必要だった」 名実ともに業界トップランナー 
『007』新ジェームズ・ボンド最終候補が明らかに ─ カラム・ターナー、ジャック・ロウデン、ジョシュ・オコナーら最終オーディションへ 年内にも決定との情報も 
『007』新ボンド役、「誰も知らない俳優かも」とピアース・ブロスナン ─ 「妻から話すなと言われてたのに、喋りすぎちゃった」 発表が待たれます 
『007』新ボンド役が決定した?ゲイリー・オールドマンが意味深発言 「彼らはもう選んだ」 
トム・ホランド版『007』の物語が明らかに ─ ラストで007の称号を与えられ、ジェームズ・ボンドになる物語? 本人が熱望した若きボンド役
Source: Slash Film , Varsity , Rotten Tomatoes
























