『アベンジャーズ』クイックシルバー、MCU復帰は「すぐにはない」 ─ Disney+登場の可能性も否定

マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)において、ほぼ1作かぎりの登場ながら、その後も再登場が待たれ続けているキャラクターがいる。超高速移動の能力を持つヒーロー、クイックシルバーだ。『アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン』(2015)でワンダ・マキシモフ/スカーレット・ウィッチの兄として登場し、その後は姿を見せていない。
同作でピエトロ・マキシモフ/クイックシルバーを演じたのは、『キック・アス』シリーズや『GODZILLA ゴジラ』(2014)、『ノクターナル・アニマルズ』(2016)などのアーロン・テイラー=ジョンソン。2020年公開『キングスマン』シリーズの前日譚『キングスマン:ファースト・エージェント』にも登場している。米ScreenRantにて、アーロンは再登場の可能性を改めて語った。
「(再登場の)可能性に対して、僕たちは揃ってオープンですよ。マーベル・ユニバースは長年続いていますし、それにDisney+のことや、どんな番組があるのかということも知ってます。僕は(関係者の)みなさんと今でも連絡を取っていますしね。だけど(現時点では)“ノー”と言っておくのが安全ですね。僕自身や、あるいはクイックシルバーがすぐに登場することはありません。」
アーロンが言っている「僕たち」とは、アーロン自身とマーベル・スタジオの双方を指しているとみられる。またアーロンも言及しているように、マーベル・スタジオはDisney+にて複数のシリーズを進行中。クイックシルバーが登場する余地がある作品として、妹ワンダが主人公の「ワンダヴィジョン(原題)」や、MCU作品の“もしも”を描く「What If…?(原題)」があるが、いずれへの出演もひとまず否定した形だ。
もっとも、今後MCUにクイックシルバーが登場することがあるとすれば、それはおそらくサプライズの扱いだろう。超秘密主義で知られるマーベルである、『アベンジャーズ/エンドゲーム』(2019)のカメオ出演者がほとんど事前に明かされていなかったように、もし登場するにせよ、アーロン自身が進んで明らかにすることはなさそうだ。なお、アーロンとマーベル・スタジオの出演契約はまだ残っているとの情報もある。
ちなみにクイックシルバーといえば、かつては20世紀フォックスが映像化権を有していたキャラクターでもあり、『X-MEN』シリーズではエヴァン・ピーターズが演じていた。ディズニーと20世紀フォックスの統合により、いずれX-MENもMCUに参入するとされているが、その際にクイックシルバーはどう登場するのか。その時、アーロンが再びクイックシルバーを演じることになるのか、それとも……。
Source: ScreenRant