『クワイエット・プレイス』第3作は監督交代 ─『MUD』ジェフ・ニコルズが継承、脚本は提出済み

サバイバル・ホラー『クワイエット・ プレイス』(2018)待望の続編映画、『クワイエット・プレイス 破られた沈黙』がついに日本公開を迎えた。“音を立てたら、即死”というアイデアで、ホラー映画界に革新をもたらした映画が恐怖度を増して帰ってきたわけだが、実のところ早くも新作企画が進行中なのだ。
『クワイエット・プレイス』第3作がはじめて発表されたのは、2020年11月のこと。これまでのシリーズでメガホンをとってきたジョン・クラシンスキーによる原案を基に、『MUD -マッド-』(2012)『ミッドナイト・スペシャル』(2016)などのジェフ・ニコルズが脚本・監督を務める。同じ世界線を舞台に異なる登場人物を捉えたスピンオフとなるのか、それともアボット家を中心にした正当な続編となるのかは定かでない。
この度、英Empireのインタビューにてクラシンスキーが、監督・脚本という大役を任せられる逸材は、ニコルズのほかにはいなかったと説明している。「この役目を誰かに引き継ぐかどうかと聞かれたとき、僕が思い浮かんだのはジェフ(・ニコルズ)だけでした。彼は最高の映画監督のひとりです」。
ニコルズ監督の代表作のひとつである『MUD -マッド-』は、少年ふたりと危険な逃亡犯のひと夏の冒険を描き、カンヌ国際映画祭をはじめ世界中で絶賛された。そんな『MUD -マッド-』は、クラシンスキーにとってお気に入りの作品のようで、現実的で深みのあるストーリーや、愛すべきキャラクターが『クワイエット・プレイス』に通じるところがあったのだという。「それで彼が第一候補となったわけですが、引き受けてくれたときは本当に嬉しかったです。原案について彼に説明したところ、ジェフはそれを起点に自力で新たな世界を構築していったのです。本当に感激しました」。
ニコルズによる脚本はすでに提出済みとのことで、クラシンスキーはその出来栄えに「とても気に入りました」と称賛している。「彼が撮影に入る姿を見るのが待ち遠しいです」。『クワイエット・プレイス』シリーズに新たな風が吹きそうだ。
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Source: Empire