『マイティ・ソー バトルロイヤル』劇中シーンの解説動画が公開 ─ 監督の語るお笑い哲学とは

映画『マイティ・ソー バトルロイヤル』劇中のワンシーンについて、タイカ・ワイティティ監督がその裏側を解説する動画が公開となった。Vanity Fair公式Youtubeチャンネルに掲載されている。

注意

この記事には、『マイティ・ソー バトルロイヤル』の内容が含まれています。


監督が解説するのは、惑星サカールでソーとロキがエレベーターに乗り、革命に挑むシーン。ソーはロキに対し、かつて二人の間でおなじみだったという「助けて」作戦を提案するが、ロキは「あれはいつも屈辱的だった」と嫌がって…。三部作の完結となる本作に至るまで描かれたソーとロキの複雑ながら確かな兄弟愛をほのめかしながら、しっかりと笑いもさらっていく秀逸なシーンだ。

クリスの体にムキムキの筋肉を落書きしながら語る監督の解説によれば、このシーンの背景はすべてCGによるもの。そのため撮影では、クリス・ヘムズワースとトム・ヒドルストンの二人は何もないブルー・プリントの前に立ってセリフのやりとりを行った。なお、背景の細かなデザインには、マーベル・コミックの偉大なアーティスト、ジャック・カービーの多大な影響を受けているとも語っている。

「コメディっていうのは、普通のドラマよりも50倍難しいんですよ」──『バトルロイヤル』でもその卓越した(そして非常に自然な)コメディ・センスを披露したタイカ・ワイティティ監督は、独自のお笑い哲学を語っている。「”間”や、何を映すかを考えなくてはいけませんから。コメディが映えるのはワイド・ショット。このシーンの二人みたいなね。固定アングルで映っているのが好きなんです。」

ソーとロキが挑んだ「助けて」作戦とは、ソーが重症患者を装ったロキを担いで助けを求め、敵を油断させた瞬間に相手めがけてロキをブン投げるというもの。監督によれば、ここで投げられるロキはトム・ヒドルストンではなくスタントマンにすり替わっている。実際の撮影では、画面右奥にスタントマンの体を釣り上げるワイヤー担当のスタッフがいたということだ。

ちなみに、「助けて」作戦直前では、ソーが画面左側、ロキが右側の立ち位置で登場する。投げ飛ばされたロキが立ち上がるカットでは、ソーとロキの立ち居位置が入れ替わる。監督によれば、二人の心が通い合ったことを示唆しているのだという。

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THE RIVER編集長。ライター、メディアの運営や映画などのプロモーション企画を行っています。お問い合わせは nakatani@riverch.jp まで。

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