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『マイティ・ソー』クリス・ヘムズワース、ソー役を弟と争っていた!映画の外でも兄弟対決

マイティ・ソー/ダーク・ワールド
© 2013 MARVEL

マーベル・シネマティック・ユニバースのヒーローを演じる俳優たちは、誰もが「彼ら以外が演じるのは想像できない」ような存在感をもって観客に与えている。アイアンマン役のロバート・ダウニー・Jr.、キャプテン・アメリカ役のクリス・エヴァンス、そしてソー役のクリス・ヘムズワースだ。

ところが2011年の『マイティ・ソー』製作当時、クリス・ヘムズワースはソー役に選ばれない可能性が高かったという。それどころかソー役を射止めそうだったのは弟のリアム・ヘムズワースだったのだ……。土壇場で見せた奇跡の逆転劇について、クリス自身が米Wマガジンに語っている。

マイティ・ソー
© 2011 MARVEL

ライバルは弟リアム・ヘムズワース

クリスの回想は、『マイティ・ソー』のオーディションを知った当初の印象までさかのぼる。

「ソー役の概要を読んだ時のことを覚えていますよ。“身長6フィート3インチ(約190センチ)、体重200ポンド(約90キロ)以上”なんて書いてあったので、“よし、僕にピッタリの役だ”と思ったんです。だいたいは自分の身長についてウソをつかなきゃならなくて、少し小さい数字を言ったりしていましたね。サッカー選手かなにかの役でしか、出演したりオーディションを受けたりできなくて。」

ところが監督であるケネス・ブラナーとのオーディションに参加したあとも、クリスのもとに一切連絡はなかった。それどころか数ヶ月経ったあと、彼は弟のリアムがオーストラリアからテープを送って返事をもらっていたことを知るのである。

リアム・ヘムズワース
リアム・ヘムズワース Photo by Gage Skidmore ( https://www.flickr.com/photos/gageskidmore/9358005436/ )

「(リアムは)候補者のうち最後の4, 5人まで残っていましたね。僕は『キャビン』(2012)の撮影でバンクーバーにいて、ドリュー・ゴダード(監督)やジョス・ウェドン(脚本)と一緒に座ってたんです。二人はソー役候補の5人をチェックしていて、“どうして君はここにいないの? 何があったの?”って言うんですよ。“わかりませんね、オーディションで失敗したんだと思います”って答えました。」

その後、クリスのマネージャーが「ソー役の候補に戻せないか」という打診を受け取ったことで、彼はバンクーバーにて再オーディションに臨むことになった。本編でアンソニー・ホプキンスが演じているオーディンのセリフを読んだのは、なんとクリスの母親だったという。

「二度目のオーディションは、一回目とはまるで違いましたね。モチベーションも少し高かったし、きっと弟が自分より上だったというフラストレーションもあったと思います。小さな家族の中で、兄弟の争いが起こったんですよ。」

そのオーディションの結果、そしてその後のクリスの躍進については世界中の観客が知る通りだ。一方で弟のリアムは、『マイティ・ソー』公開翌年の2012年に『ハンガー・ゲーム』シリーズと出会ったのち、2016年には『インデペンデンス・デイ:リサージェンス』で主演を務めるに至っている。

2011年当時、映画の本編さながらに舞台裏でも兄弟対決を繰り広げていたクリスだが、あえて言うなら、この一筋縄ではいかないエピソードを公に語ってはばからない性格を見るにつけ、やはりソー役にふさわしかったのは彼だったのだと思わされるような……。

シリーズ最新作『マイティ・ソー バトルロイヤル』は2017年11月3日より全国の映画館にて公開中
ちなみに劇場公開を記念して、映画『マイティ・ソー』はBS朝日にて11月4日(土)21:00より、『マイティ・ソー/ダーク・ワールド』はディーライフにて同日23:00より放送される。

Source: https://www.wmagazine.com/story/chris-hemsworth-thor-audition-liam-hemsworth
© 2013 MARVEL

Writer

稲垣 貴俊
稲垣 貴俊Takatoshi Inagaki

「わかりやすいことはそのまま、わかりづらいことはほんの少しだけわかりやすく」を信条に、主に海外映画・ドラマについて執筆しています。THE RIVERほかウェブ媒体、劇場用プログラム、雑誌などに寄稿。国内の舞台にも携わっています。お問い合わせは inagaki@riverch.jp まで。

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