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『バイオハザード』リブート版映画は「ゲームの世界観にすべて従うわけでなく、プレイ体験の本質をとらえた物語にしたい」と監督

バイオハザード:ウェルカム・トゥ・ラクーンシティ
『バイオハザード:ウェルカム・トゥ・ラクーンシティ』より Screen Gems RESIDENT EVIL WELCOME TO RACCOON CITY

世界的人気ゲーム『バイオハザード』のリブート版映画は、ゲームの世界観に必ずしも忠実な作品にはならない──。監督に起用された『バーバリアン』(2022)のザック・クレッガーが、英SFX Magazineにて新解釈の可能性を示唆した。

本作はミラ・ジョヴォヴィッチ主演シリーズ計6作、2021年のリブート版『バイオハザード: ウェルカム・トゥ・ラクーンシティ』を経て、早くも再起動を試みるリブート版。製作はシリーズ過去作のコンスタンティン・フィルム、米配給はソニー・ピクチャーズが担当する。

『ジョン・ウィック』シリーズの脚本家シェイ・ハッテンとともに共同脚本を務めたクレッガー監督は、「オリジナル版ゲームの恐怖に原点回帰する」という既報に対し、「ゲームの世界観にすべて従うわけではありません。ゲームをプレイする体験の本質をとらえた物語にしたい」と意欲を語った。

「私はゲーム版『バイオハザード』の大ファンで、作品はすべてプレイしていますし、『バイオハザード4』は何回プレイしたか覚えていません。とにかく大好きなのです。[中略](リブート版映画で)重大なルールを破っているとは思いませんが、何をやってもオンラインで批判されることは承知しています。だからこそ、本当に良い映画を作り、魅力的な物語を描きたいのです。」

クレッガー監督は、ただいま長編第2作となる新作映画『ウェポンズ(原題)』の米国公開を8月に控えている。『バイオハザード』リブート版の公開まで早くも残り14ヶ月となっているが、現時点でプロットやキャラクター、キャスティングは不明だ。

もっとも、監督自身が現時点での構想に強い自信を示している。「“こんな映画は観たことがない”と言えます。『バーバリアン』や『ウェポンズ』のような飛び道具ではありませんが、きっちり独立した作品です」といい、「私はこの映画に満足すると思います。皆さんもそうであることを願います」と強調した。

なお、新作『ウェポンズ』は“午前2時17分、あるクラスの生徒全員が闇の中に消えた”をコンセプトに、とある学校で起こった集団失踪事件の怪異を描くホラー映画。日本でも主にホラーファンの間で注目されているだけに、こちらの日本公開情報も待たれる。

リブート版映画『バイオハザード』(正式タイトル未定)は2026年9月18日に米国公開予定。

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Source: SFX Magazine (via Bloody Disgusting)

Writer

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稲垣 貴俊Takatoshi Inagaki

「わかりやすいことはそのまま、わかりづらいことはほんの少しだけわかりやすく」を信条に、主に海外映画・ドラマについて執筆しています。THE RIVERほかウェブ媒体、劇場用プログラム、雑誌などに寄稿。国内の舞台にも携わっています。お問い合わせは inagaki@riverch.jp まで。

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