ザック・スナイダーのSF超大作、ついに撮影終了 ─ ペ・ドゥナの本編映像も公開、『七人の侍』から着想

ザック・スナイダー監督の最新作、Netflixが放つSF超大作『Rebel Moon(原題)』の本撮影が終了した。ザック自身がVeroのアカウントにて報告している。
本作は、銀河の辺境にある平和なコロニーを暴君・バリサリウス率いる軍隊の侵略から救うべく、謎の過去を持つ主人公が、惑星から戦士たちを集めて立ち上がる物語。本撮影は2022年4月に開始されており、約8ヶ月を経た12月2日(米国時間)に終了した。
ザックは今回の投稿に初めての本編映像を添付し、「撮影に関わった全員に感謝します。みなさんの芸術性と献身ぶり、懸命な仕事、そして友情には頭が下がります。みなさんなしに映画は完成しません。ありがとう、本撮影の終了です!」と記している。
もともと本作は、黒澤明監督『七人の侍』(1954)に触発されたザックが、『スター・ウォーズ』の新作企画としてルーカスフィルムに持ち込んだもの。残念ながらその形では実現しなかったが、その後もザックは独立した作品として企画を温め、『アーミー・オブ・ザ・デッド』(2021)でタッグを組んだNetflixで再始動させていた。
主演は『キングスマン』(2014)『アトミック・ブロンド』(2017)のソフィア・ブテラ。共演には『パシフィック・リム』シリーズのチャーリー・ハナム、『シャザム!』シリーズのジャイモン・フンスー、『デッドプール』(2016)のエド・スクライン、「ゲーム・オブ・スローンズ」のミキール・ハースマン、『ベイビー・ブローカー』(2022)のペ・ドゥナ、『ジャスティス・リーグ』(2017)のレイ・フィッシャー、『アントマン』(2015)のコリー・ストールら。名優アンソニー・ホプキンスが戦闘ロボット・JC1435の声優を務める。
ザックは監督・脚本・原案・撮影・製作を兼任しており、共同脚本は『アーミー・オブ・ザ・デッド』のシェイ・ハッテン、『300 〈スリーハンドレッド〉』(2006)のカート・ジョンスタッドが担当。音楽はジャンキーXLことトム・ホーケンバーグ、製作はザックの妻で映画プロデューサーのデボラ・スナイダーらが務める。
なお、ザックとNetflixは本作を2部作として構想しており、続編『Rebel Moon: Part 2(原題)』も準備中。2作は連続で撮影されるとも予想されていたが、撮影終了までの8ヶ月のうちに続編も撮影されたのか、それとも1作目の完成後に続編が改めて始動するのかはわかっていない。
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