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『フロリダ・プロジェクト』監督新作、米予告編 ─ 落ちぶれたポルノスターを描くダークコメディ

Red Rocket
A24

『タンジェリン』(2015)『フロリダ・プロジェクト 真夏の魔法』(2017)の鬼才監督、ショーン・ベイカーによる待望の新作映画『Red Rocket(原題)』より米国版予告編が公開された。A24が配給を務める注目作だ。

『タンジェリン』『フロリダ・プロジェクト』と社会の片隅で必死に生きる人々の日常を鮮やかな色彩で彩りながら、心揺さぶる演出で描いてきたショーン・ベイカー。カンヌ国際映画祭、コンペティション部門で上映されるや各国の批評家から絶賛された最新作は、落ちぶれたポルノスターのマイキー・セイバーにフォーカスしたダークコメディだ。

「テキサスには二度と足を踏み入れないと言っていなかった?」「これは予想外の出来事なんだ」「あなたとは何もかもが予想外じゃない」。予告編は、マイキーがアメリカ・テキサスの小さな町にに戻り、知人の家を訪ねる姿から始まる。少しのあいだ寝泊まりする場所を提供して欲しいというマイキーだが、警察に電話すると脅されてしまう。「何が問題なんだ?」「あっちへ行け!」。どうやらマイキーとは因縁があるようで、そもそも彼が故郷に帰ってくることを喜ぶ住人も数少なさそうだ。その後、マイキーは仕事を探したり、旧友と再会したりする中で、ドーナツ店の若い従業員と出会い関係を深めていく。

マイキー役を演じたのは、『絶叫計画』シリーズや「ジャック&ジル」(1999-2001)などのサイモン・レックス。ポルノビデオに出演していた経歴もある俳優だ。脚本は、『タンジェリン』『フロリダ・プロジェクト』などのクリス・バーゴッチがショーン・ベイカーとともに共同執筆した。撮影監督を担当したのは、『WAVES/ウェイブス』(2019)など、息を呑むような瞬間と登場人物の感情を見事に表現してきたドリュー・ダニエルズだ。

映画『Red Rocket(原題)』は、2021年12月3日より米国公開。

Source: Deadline

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Minami

THE RIVER編集部。「思わず誰かに話して足を運びたくなるような」「映像を見ているかのように読者が想像できるような」を基準に記事を執筆しています。映画のことばかり考えている“映画人間”です。どうぞ、宜しくお願い致します。