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エドガー・ライト監督、『ショーン・オブ・ザ・デッド』続編を作らない理由明かす「やり尽くした気がするから」

エドガー・ライト
Photo by Gage Skidmore https://www.flickr.com/photos/gageskidmore/9345815579/

エドガー・ライト監督の名を世に轟かせた傑作映画、『ショーン・オブ・ザ・デッド』(2004)。いまだカルト的人気を誇る本作には続編を望む声も少なくない。もっとも、監督本人は続編にはあまり乗り気ではなさそうだ。

ゾンビの襲撃から彼女と母親を救うべく奮闘する駄目男を描き、低予算ながらも世界中で一大旋風を巻き起こしたホラー・コメディ『ショーン・オブ・ザ・デッド』。“コルネット三部作”の一作目としても知られる作品で、同三部作にはほか、『ホット・ファズ』(2007)『ワールズ・エンド 酔っぱらいが世界を救う!』(2013)がある。これはライト監督、サイモン・ペッグとニック・フロストによるコメディシリーズの総称であって、続編というわけではない。つまり、『ショーン・オブ・ザ・デッド』の直接的な続編は製作されていないのである。

この度、SFX Magazine/Games Raderのインタビューにてライト監督が、本作の続編製作に乗り気ではない理由を明かしている。それは、すでにホラー・コメディというジャンルをやり尽くしたと考えているからのようだ。「ホラー・コメディにはあれ以来は戻っていません。『ショーン・オブ・ザ・デッド』でやり尽くしたと感じているからです」。『ショーン・オブ・ザ・デッド』の続編企画に、監督としてではなく、プロデューサーとしての参加を依頼されることも時々あるとしながらも、それでもホラー・コメディを再びやることは困難であると説明している。

またライト監督は、ひとつの映画を完成させるには時間がかかるため、同じことを繰り返したくないという思いがあるのだという。「このような映画を製作するには、3年はかかるので本当に好きでなければできません。だから、異なる題材やこれまでにやったことのないことに挑戦することが、モチベーションに繋がっているのです」。そんな監督が次回作として手がける映画『ラストナイト・イン・ソーホー』は、自身初のサイコ・ホラー。アニャ・テイラー=ジョイ&トーマシン・マッケンジー共演で、2021年12月に日本公開予定だ。

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Source: SFX Magazine/Games Rader

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Minami

THE RIVER編集部。「思わず誰かに話して足を運びたくなるような」「映像を見ているかのように読者が想像できるような」を基準に記事を執筆しています。映画のことばかり考えている“映画人間”です。どうぞ、宜しくお願い致します。